新着
「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(18) 番外編2 文・黒古一夫(文芸評論家)
「ユートピア」を求めて(2)
1986年4月26日に当時のソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリで起こった原発事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で最も深刻な事故に当たる「レベル7」と認定され、事故発生直後の死者数は「33名」であったといわれている。
バチカンから見た世界(69) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
金融が偶像となる時――経済のあり方に警鐘を鳴らすローマ教皇
イタリアでは3月の総選挙後、大衆の願望や不安を利用して扇動するポピュリズムの政権が誕生した。その中核を成すのは、政党「五つ星運動」だ。
カンボジア国立仏教研究所のソー・ソクニー所長が本会を訪問 庭野会長と懇談
カンボジア国立仏教研究所のソー・ソクニー所長が9月19日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談した。同研究所から手束耕治顧問が、本会から根本昌廣時務部主席、西由江習学部次長(青年ネットワークグループ)が同席した。
【「アース・カンパニー」代表理事・濱川明日香さん】雇用者の働きがいを高め 仕事と生活の調和を推進する
今年1月、日本の国際協力NGOの組織強化の取り組みを表彰する「NGO組織強化大賞2017」で、一般社団法人「アース・カンパニー」が働き方改善部門賞および大賞に選ばれた。妊娠や出産、育児、夫の転勤、介護といった理由で仕事を辞めなければならない人が少なくない現代にあって、働き方を改善して雇用者の「働きがい」を高め、組織の強化につなげた取り組みが大いに評価された。雇用者のワークライフバランスを大事にしながら、成果を生み出す組織づくりの秘訣(ひけつ)とは――代表理事である濱川明日香氏に聞いた。
ドライバーに捧げる「六波羅蜜」
9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が行われます。警察庁によると、昨年の交通事故による死者は3694人で、昭和23年の調査以来最少を記録しました。事故死ゼロに向けて、ドライバーには今後も安全運転が求められます。スピードの出し過ぎ、前方不注意、飲酒運転……。事故の原因は、さまざまです。しかし、それらはいわば表面的な原因にすぎません。突き詰めて考えてみると、アクセルを踏み込ませたのは“心”の指令です。前方を確認しなかったのも、スピードの出し過ぎも全て“心”の働きです。この“心”を、ドライバーがほんの少しでも転換させていたら、事故は防ぐことができていたかもしれません。車は、文明の利器であると同時に、「走る凶器」です。私たちは、その凶器を日々運転しています。全国のドライバーの皆さんへ、心を込めて「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の教えを捧げます。
ミンダナオに吹く風(20) 野山を駆け回るピックアップトラック 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)
野山を駆け回るピックアップトラック
ダバオ国際空港に降り立った訪問者たちは、スタッフに導かれて、「ミンダナオ子ども図書館」の所有する2台のピックアップトラックに分乗した。1台は日産のナバラ、もう1台はトヨタのハイラックス。いずれも四輪駆動車だ。
法華経のこころ(15)
人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、記者の心に思い浮かんだ自らの体験、気づき、また社会事象などを紹介する。今回は、「提婆達多品」と「薬草諭品」から。
普門館とわたし(4)
普門館にまつわる思い出やエピソードを「普門館とわたし」として募集したところ、貴重な体験が投稿として寄せられています。編集部に届いた投稿を随時掲載していきます。第4回は、親子で普門館のステージを踏んだ「あきころ」さんと、高校時代を吹奏楽に捧げた「神野竜太郎」さんの投稿です。(タイトルは編集部)
紛争地域での平和構築とは WCRP/RfP日本委がフィリピンで「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会・和解の教育タスクフォースによる「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」が9月3日から8日まで、フィリピンで開催された。立正佼成会の庭野光祥次代会長(同日本委理事)を含む和解の教育タスクフォース運営委員の宗教者をはじめ研究者、学生19人が参加した。滞在中、一行は40年以上にわたり紛争が続くミンダナオ島を訪れ、紛争和解と平和構築に取り組むNGO職員や宗教者から対話の技法や心構え、諸宗教対話の重要性を学んだ。