新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(1)

電話やSNSで心通わす

大阪教会壮年部長(61歳・男性)

感染拡大が続く中、「こんな時だからこそ、(人さまへの)“心配行”を大切にしましょう」と、教会長さんが私たち教会幹部に言葉を掛けてくださいました。

その言葉を聞いて、今の状況に不安を抱えている部員さんも多いだろうと思いました。朝夕のご供養で事態の早期終息を念じつつ、皆さんの不安に少しでも寄り添わせて頂こうと、電話やSNSで体調や仕事の様子を伺っています。今のところ、部員さん方には特に大きな影響は出ていないようで、安心しています。

教会のウェブサイトでは、日頃から教会長さんが随時、会員に向けてメッセージを発信してくださっています。会員が集えない状況にある今、開祖さま、会長先生のご法話、そして教会長さんが伝えてくださる励ましの言葉が私たちの心の支えとなっています。

「感謝をする」「ご先祖さまを大事にする」。このことは、今まで何度も教えて頂きましたが、教会に行けない今でも、自分がいる場所でできることであり、どんな時でも大切にすべきことだと改めてかみしめることができました。

メッセージが更新されるたびに部員さんたちに連絡を入れ、教えを分かち合えるのも有り難いことです。

見通しの立たない状況ですが、教えを支えにサンガと一緒に乗り越えていきたいと思います。

多くの人の支えを実感

佐世保教会青年婦人部員(41歳・女性)

3月に、小学1年生の娘が通う学校が臨時休校になると知り、〈どうしよう〉と頭が真っ白になりました。夫は県外に単身赴任中、私は医療施設で外来アシスタントのパートを始めたばかりで、日中に娘の面倒を見られないからです。

職場の方に相談すると、「どうしても無理なら休んでいいよ。仕事は何とかなるけど、娘さんのお母さんはあなたしかいない」と優しく声を掛けてくださり、とてもうれしく、気持ちが楽になりました。結局、小学校で一時預かりが行われることになり、仕事を続けることができました。

私はこれまで、人に迷惑を掛けてはいけない、頼ってはいけないという思いから、一人で問題を抱え込みがちでした。しかし、頼らなければならない状況に直面したことで、周囲の方に思い切って気持ちを打ち明けることができたのです。多くの方が私の立場を理解し親身になってくださったことで、人の優しさが本当に有り難く、たくさんの方の支えを頂いていたのだと気づかせて頂きました。

以前読んだ会長先生のご法話に、一日一日を丁寧に生きることが大切と説かれていました。とても心に残った言葉でした。大変な状況の今だからこそ、人や物事と丁寧に向き合い、感謝を深めていきたいと自身に言い聞かせています。