2019年度「一食福島復興・被災者支援」 震災から9年を迎える被災地に 10団体 計850万円を拠出

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、2019年度の「一食福島復興・被災者支援」事業の拠出先(委託先を含む)となるNPO法人や非営利組織10団体を発表した。同支援は東日本大震災で被災した福島県の復興が目的で、2014年から行われている。今回の支援総額は850万円。支援先選定に関わる被災地調査などはNPO法人「ふくしま地球市民発伝所(福伝)」(竹内俊之代表理事)に委託した。

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イラクが戦場となることを恐れる――バグダッド大司教(海外通信・バチカン支局)

イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官らが1月3日、イラクの首都バグダッドで米軍の空爆を受けて殺害された。米国防総省は、「海外の米国人を守るために、米国の外交官と軍人を攻撃する計画を積極的に進めていたソレイマニ司令官の殺害を、トランプ大統領の指示によって実行した」と公表した。

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米国での「宗教対話プログラム」 互いの信仰を学び、平和への願いを新たにした会員たち

立正佼成会の会員を対象とした「宗教対話プログラムinアメリカ」(主管=総務部渉外グループ)が昨年初めて行われ、18歳から76歳までの34人(団長=和田惠久巳国際宗教協力専任部長)が11月2日から8日まで米国を訪れた。同プログラムは、庭野日敬開祖が尽くした国際的な諸宗教間対話・協力の原点に触れ、世界平和への視点を養うことが目的。また、ユニテリアン・ユニバーサリスト協会(UUA)のオールソウルズ教会(ワシントン)との交流を通じ、彼らから社会問題や歴史に向き合う姿勢を学ぶことも願いとしている。オールソウルズ教会の信徒との交流を中心に、現地での様子を紹介する。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 12月の法話から

12月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。(文責在編集部)

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おもかげを探して どんど晴れ(23) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

共助の民話――哀れで悲しい物語

岩手県には、昔から伝わる「河童(かっぱ)」や「座敷わらし」の話があります。「河童」や「座敷わらし」は、実は飢餓で苦しむ時代に生まれた子どもたちのことだといわれています。病弱であったり、働き手にならなかったりした赤子や幼児は、口減らしのために、存在が無かったことにされていました。昔に起きた悲しい物語です。

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