「佼成会、あの日、あの時」
立正佼成会は今年、創立80周年を迎えた。1938(昭和13)年3月5日の創立から今日まで、宗教団体として時代や社会に応じた活動に取り組み、それぞれの会員が自己を磨きながら平和への努力を心がけてきた。草創期からこれまでの教団の様子、本会が取り組んできた諸宗教対話や国際協力、慈善事業、文化事業などの社会貢献活動を写真で紹介する。今回は、会員から「慈母」と慕われた長沼妙佼脇祖を追慕する。
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普門館とわたし(3)
普門館にまつわる思い出やエピソードを「普門館とわたし」として募集したところ、貴重な体験が投稿として寄せられています。編集部に届いた投稿を随時掲載していきます。第3回は、広島県から福島県に引っ越した後も吹奏楽に青春をかけた「たまちゃん」さんと、祖母の家のような感覚で普門館に愛着を抱いた「S.K」さん、吹奏楽に励む現役の高校生の「鯖子」さんの投稿です。(タイトルは編集部)
佼成カウンセラー有資格者全国大会 相談者とのかかわり方、寄り添い方を学ぶ
『ほぐす ほどける つなぐ』をテーマに、佼成カウンセリング研究所による「佼成カウンセラー有資格者全国大会」が9月1、2の両日、法輪閣(東京・杉並区)で行われた。この大会は、カウンセリングの知識の習得や技能の向上を図ることが目的。同研究所が開講する「佼成カウンセラー養成講座」で学び、全日本カウンセリング協議会の認定資格を取得した佼成カウンセラーら273人が参加した。
気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(19) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)
仕事はダメになっても、私がダメになったわけではない――カムキエン師の仕事観
先月8月、「森の寺」と呼ばれるスカトー寺の前住職で、私の尊敬する僧侶の一人、故カムキエン・スワンノー師にちなんだイベントが行われた。8月はカムキエン師の誕生日および祥月命日があり、師の遺徳を偲(しの)び、法(タイ語でタンマ=真理)を実践し、精進を誓うためのイベントだった。
地球温暖化を防ぐために 本会が2017年の「EMS」運用実績を発表
立正佼成会本部は、教団組織内の環境保全活動に関する「環境マネジメントシステム」(EMS)の2017年の運用実績を発表した。
立正佼成会 庭野日鑛会長 8月の法話から
8月に行われた大聖堂での式典と波木井山円実寺での「第七百三十六回波木井山川施餓鬼法要」から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。(文責在編集部)
バチカンから見た世界(68) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
信教の自由をめぐって――バチカンとトランプ政権
ローマ教皇フランシスコは8月22日、バチカンで「国際カトリック立法者のネットワーク」に所属する各国の国会議員たちと面会した。カトリック立法者たちはこれに先立ち、ローマで『信教と良心の自由』をテーマに国際会議を開き、謁見(えっけん)したのだった。
本会一食平和基金 内戦続くイエメンの人々に緊急支援 国連WFPに300万円を寄託
中東の最貧国イエメンでは、2015年3月から内戦が続き、国民の6割以上が食糧不足に見舞われるなど深刻な人道危機に陥っている。こうした状況を踏まえ、立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は8月14日、同国民への支援として、300万円の拠出を決定。支援金を国連世界食糧計画(国連WFP)に寄託した。
かけがえのない平和、若い人たちに守り続けてもらいたい 被爆体験証言者・蜂須賀智子氏
思い出したくないと願ってみても、夏が近づいてくると、8月6日の惨状がよみがえってしまい、つらい日々を過ごします。
私は女学校2年生、14才でした。あの頃は、日本全体が、戦争に勝つことが一番大切という雰囲気になっていました。女学生といっても、学校で勉強することはできませんでした。学徒勤労動員といって、中学生も女学生もお国のために働いていました。私も、軍需工場に学徒動員されていました。工場では、1階で工員さんが大きな機械で作った部品を2階に上げ、それを私たち学徒がやすりできれいに磨く作業をしていました。