北朝鮮拉致問題の早期解決を 新宗連が安倍首相に要望書を提出

公益財団法人・新日本宗教団体連合会(新宗連)の保積秀胤理事長(大和教団教主)が3月15日、東京・千代田区の首相官邸を訪れ、「北朝鮮による日本人拉致被害者の即時帰国を求める要望書」と、加盟教団代表24人の署名簿を安倍晋三首相に手渡した。

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被災地支援からの協働を次代へ生かすには 釜石社協がフォーラムを開催

東日本大震災からの復興について、ボランティアや企業との協働による支援のあり方を当事者同士で検証することを目的に、「3.11からをかんがえる釜石フォーラム」が3月3、4の両日、東京・新宿区のスコットホール(早稲田奉仕園内)で開催された。テーマは『つながる釜石――協働、そしてその先へ』。社会福祉法人・釜石市社会福祉協議会が主催した。2日間で、被災地支援の活動家や自治体職員、研究者、宗教者ら約300人が参加。立正佼成会から震災発生時、社会貢献グループ次長として支援にあたった保科和市熊谷教会長が出席した。

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東日本大震災「一食三県支援」の現場から 絆をつむぎ支え合う人々(3)

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県では、各地域で住民たちが復興に向けた取り組みを進めている。また、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、他府県で暮らす福島からの避難者を支える活動も行われている。立正佼成会一食(いちじき)平和基金では、「東日本大震災三県支援」として、地域の課題の解決や地元のニーズに沿った活動を展開している民間組織や住民組織、NPO法人などをサポートしてきた。震災から6年を迎え、復興に取り組む3団体の活動を紹介する。最終回は、京都市の一般社団法人「みんなの手」。

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発達障害・発達凸凹――当事者からのメッセージ 広野ゆい・NPO法人DDAC代表

私は発達障害の当事者です。ちょっと見ただけではきっと、皆さんには私に発達障害があるということは分からないと思います。発達障害にはADHD(注意欠陥・多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)、LD(学習障害)といった特性がありますが、31歳の時に医者から診断されたのは、ADHDでした。日本の人口の3~5%が該当すると言われ、「強い貧乏ゆすり」「絶え間ないおしゃべり」「じっとしていられない」「周囲にちょっかいを出す」などが特徴です。活動量が多く、エネルギッシュな多動性は、ある人とない人がいます。

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バチカンから見た世界(10) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

「諸宗教間に平和なくして世界平和はあり得ない」 イスラームの指導者が主導 

エジプト・カイロにあるイスラーム・スンニ派最高権威機関「アズハル」のアハメド・タイエブ総長はこのほど、宗教における暴力との関わりは、イスラームだけではなく、同じアブラハム信仰であるユダヤ教、キリスト教にもあるとし、「平和を説く者(諸宗教者)の間で平和が実現されないなら、他の個人に平和を伝えることはできない」と訴えた。宗教の名を使った暴力の問題を解決するためには、宗教の違いを超えた対話・協力の重要性を主張したのだ。

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宮城・雄勝町で東日本大震災の復興合同祈願式 WCRP/RfP日本委

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「東日本大震災の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式」が3月14日、宮城・雄勝(おがつ)町のローズファクトリーガーデンで行われた。同日本委に加盟する10教団から約40人が参列。立正佼成会から、同委震災復興タスクフォースのメンバーである熊野隆規時務部部長、石森利江子石巻教会長、同教会会員らが参加した。

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バチカンから見た世界(9) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

イスラームの社会に大きな変革をもたらすか――アズハルでの国際会議

ローマ教皇フランシスコはこのほど、ドイツの週刊誌「ディー・ザイト」のインタビューに応じ、その中で「エジプトへの“研修旅行”を検討している」との意向を明かした。エジプト訪問を「研修旅行」と呼ぶ教皇の念頭には、カイロにあるイスラーム・スンニ派最高権威機関「アズハル」への訪問があることは確かだ。アズハルのアハメド・タイエブ総長も昨年10月、世界教会協議会(WCC、本部・ジュネーブ)で行ったスピーチの中で、「来年、エジプトでローマ教皇フランシスコの臨席を得、平和会議を開催したい」との意向を表明していた。

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日本の善意がグアテマラの母子に 一食ユニセフ募金が充てられたユニセフの事業を本会職員が視察

立正佼成会の「一食(いちじき)ユニセフ事業視察(グアテマラ)」が2月27日から3月5日まで実施され、本会の職員ら8人が「一食ユニセフ募金」の拠出先の一つであるグアテマラを訪れた。

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パレスチナ自治区ガザで起業家支援 日本の民間団体や大学生らの協力で

パレスチナ自治区ガザで起業支援――その取り組みの報告会が3月10日、参議院議員会館で行われた。日本の民間団体や国連機関、大学生、研究機関のメンバーで構成されるガザビジ!(Japan Gaza Innovation Challenge)と、一橋大学イノベーション研究センター(IIR)が主催した。

主催団体の「ガザビジ!」は毎夏、ガザで社会問題を解決するビジネスアイデア(新規事業案)を募り、起業コンテストを実施している。現地の人々が生活で困っている課題の解決を目指し、起業する若者の支援が目的。今回は、昨年実施された起業コンテストの優勝者、準優勝者の2人を日本に招へいした。報告会には国会議員、国連機関の関係者らが参加した。

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『宗教者が担う社会活動――宗教教誨師、チャプレン、臨床宗教師の現場から』 日宗連がセミナー

日本宗教連盟(日宗連)による第5回宗教文化セミナーが3月13日、東京・中央区の聖路加国際大学聖ルカ礼拝堂で行われた。テーマは『宗教者が担う社会活動――宗教教誨師(きょうかいし)、チャプレン、臨床宗教師の現場から』。日宗連に協賛する5団体(教派神道連合会、日本キリスト教連合会、全日本仏教会、神社本庁、新日本宗教団体連合会)の関係者、市民など77人が参加した。

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