生殖補助医療の倫理的課題 日宗連が「第8回宗教と生命倫理シンポジウム」

『生殖技術――「自然」から新しい倫理の模索へ』をテーマに、日本宗教連盟(日宗連)による「第8回宗教と生命倫理シンポジウム」が12月11日、東京・港区の神道大教院で開催された。日宗連の協賛5団体(教派神道連合会、日本キリスト教連合会、全日本仏教会、神社本庁、新日本宗教団体連合会)などから約90人が参加した。

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誰も自殺に追い込まれることのない社会へ――地域のつながりが命を守る NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」代表・清水康之氏

自殺は亡くなり方が衝撃的であるため、最期ばかりが注目されてしまいます。しかし、特別な人が特別な問題を抱えて、突然に自らの命を絶つのではありません。NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」では、自殺で亡くなった方のご遺族から聴き取り調査をして、自殺の実態について分析しています。この結果から、人が自殺に至る、追い込まれるプロセスには一定の規則性があること、自殺で亡くなった方は平均四つの問題を抱えていたことが分かりました。

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教団行事などで手話通訳を担う会員有志のサークル「しゅわっち」 発足から20年

立正佼成会東京教区の手話サークル「しゅわっち」が今年、活動開始から20年の節目を迎えた。同教区の会員ボランティアにより発足して以降、現在まで、仏の教えを求める聴覚障がい者のために行動する姿勢を貫く。教団行事や教会式典などで行う手話通訳は、多くの人に喜ばれている。

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バチカンから見た世界(44) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

法句経と聖フランシスコに示された共通の基盤

ミャンマー訪問中のローマ教皇フランシスコは11月19日、同国の国家サンガ大長老会議の指導者と会見した。席上、スピーチを行った教皇は、あらゆるものが関係して存在していることを教える仏教の諸法無我に照らして、人間関係の一致を実現していくには、あらゆる無理解、不寛容、偏見、憎悪を克服していくことが必要と強調した。その上で、「怒らないことによって怒りにうち勝て。善いことによって悪いことにうち勝て。わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。真実によって虚言の人にうち勝て」※という法句経の一節と、「主よ、私を平和の道具となさしめてください。憎しみがあるところに愛を、争いがあるところに許しを(中略)、闇あるところに光を、悲しみあるところに喜びを」というキリスト教の聖フランシスコの言葉を引用。「こうした叡智(えいち)が、文化、民族、宗教的確信の違いによって傷ついた人々を癒やし、忍耐と理解を育むための努力に息吹を与え続けていくように」と願った。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(10) 文 浦崎雅代(翻訳家)

タンマヤートラ――行進でも、デモでもなく、気づきと共に歩く

8日間で約100キロ――タイの田舎道を歩くイベントが12月に行われる。年々参加者が増え、今年も300人は下らないだろう。僧侶も一般の人も共に歩くのだが、何かを訴えるための行進(パレード)やデモではない。速さも距離も競わず、我慢比べでもない。シュプレヒコールを上げたり、何かを叫んだりして歩くのではなく、ただ静かに自分のペースで歩く。その名は「タンマヤートラ」。タンマは法、ヤートラは巡礼を意味するので「法の巡礼」と訳す。「みんなで歩く瞑想(めいそう)」もしくは「タイ版お遍路さん」とでも紹介できるだろうか。

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「アフリカへ毛布をおくる運動」 一枚一枚に詰まった温かな愛 第1便が出航

「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会=立正佼成会も参画)で集められた毛布を積載した輸送船の第1便が12月5日、横浜港から配付国のモザンビークとマラウイに向けてそれぞれ出航した。コンゴには年明けの輸送予定となっている。

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三句の法門から学ぶ 自分を磨き、幸せになるための心がけ 精神科医・名越康文氏

縁あって、私は仏教、とりわけ真言宗について学んでいます。その中で、約1500年前にまとめられ、大乗仏教の中心思想が記されている『大乗起信論』という論書に出合いました。大乗起信論には、それぞれの仕事を仏への道と心得て一生懸命にやれば、菩薩や如来になることができる、悟ることができると、高らかに宣言されています。

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佼成武德会が第66回剣道大会開催

佼成武德会による「第66回剣道大会」が11月26日、東京・杉並区にある第二団参会館内の同会武道場で開催され、12団体から約120人が参加した。

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今年もクリスマスボウルの舞台へ 佼成学園アメフット部が関東地区で優勝

「第48回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会〈関東地区〉」の決勝が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が慶應義塾高校「ユニコーンズ」に21対14で勝利し、大会連覇を達成した。

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バチカンから見た世界(42) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

仏教徒とキリスト教徒の対話の行方
バチカン諸宗教対話評議会主催、中国地域司教協議会、霊鷲山僧院(台湾)共催による「第6回仏教徒・キリスト教徒会議」が11月13日から16日まで、霊鷲山無生道場で開かれた。今回は『仏教徒とキリスト教徒が共に歩む非暴力への道』が総合テーマに掲げられた。

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