西日本豪雨 WCRP/RfP日本委と新宗連青年会が被災地で支援活動

浸水被害を受けた、愛媛・西予市にある障害者施設「レインボーアグリ」でのボランティア活動

7月上旬に西日本を襲った記録的な豪雨(平成30年7月豪雨)は、岡山、広島、愛媛各県に甚大な被害をもたらした。これに対し、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)は、熊本地震に引き続き、協働で復興支援活動に当たることを決定。両団体による災害ボランティアチーム「VOWS(Volunteer of WCRP & SYL)」が、愛媛・西予(せいよ)市と広島・三原市で活動を行っている。9月22、23の両日には、両団体に加盟する教団の信徒計27人が、両地域でボランティア活動に取り組んだ。

WCRP/RfP日本委と新宗連青年会は2016年4月に発生した熊本地震の災害に対し、協働で復興支援に当たることを決め、VOWSを組織した。以来、熊本・西原村の災害ボランティアセンターと連携し、同日本委と新宗連青年会のスタッフや加盟教団の信徒が支援活動に当たってきた。両団体の協働は今回が2回目になる。

愛媛・西予市でのVOWSによる支援活動は、肱川(ひじかわ)の氾濫により事務所や畑などへの浸水や、土砂、瓦礫(がれき)の流入といった被害を受けた障害者施設「レインボーアグリ」で行われている。熊本地震の災害復興で協力関係にある「被災地障害者センターくまもと」の東俊裕事務局長を通じて、同日本委に支援要請があり、進められたものだ。熊本では、障害者や高齢者、妊産婦、外国人が「災害弱者」になることを知り、そうした特別な配慮が必要な人を支援する団体への助成や災害弱者への理解を深める学習会を実施した経緯がある。レインボーアグリでは、同日本委による受け入れのもと、VOWSとして9月上旬から支援活動を続けている。

9月22、23の両日には、立正佼成会の高知、熊本の両教会、崇教真光から13人がボランティアに参加。事務所内の精密機器や事務机の搬出、書類の廃棄作業などを行った。

参加者は「少しでも役に立てば」と、黙々と作業を続けた

同施設の西岡真人事務局長は、「日常の業務や利用者のケアを行いながらの復旧作業は大変で、なかなか進まない状況でした。四国をはじめ各地から助けに来て頂き、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

香川県から参加した崇教真光の男性(24)は、「棚や机など大きな事務用品を施設の人たちだけで運び出すのは難しく、少しでも手伝うことができてよかった。専門的な知識や技術があると、もっと多くの支援ができると感じたので、これからいろいろなことを勉強し、より人の役に立ちたい」と感想を述べた。

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