カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (6) 写真・マンガ・文 平田江津子
「ひとりの生徒」として関わってくれた担任
小学校の卒業を間近に控えた頃、カズキに、中学校の就学先に関して「特別支援学校適」と書かれた入学指定通知が届きました。小学校6年間を特別支援学級に在籍していた経験から、学ぶ場を分けると、いくら交流をしてもどこかに“壁”があるように感じていました。「このままでは、カズキが地域社会で生きていくための素地ができない」と実感した私たち夫婦は、教育委員会に出向き、思い切って「普通学級」への転籍を希望しました。専門家から多少の反対があったものの、話し合いによってそれを叶(かな)えることができました。
バチカンから見た世界(168) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
-国家イデオロギーとなった米国とロシアのキリスト教/教皇の説くキリスト教(1)-
ローマ教皇レオ14世は6月9日、120を超える国々からバチカンに参集したローマ教皇庁宣教事業部(POM)総会の参加者たちに向かい、キリストが弟子たちに直接になした問い、「人々の間で、人の子(人間となったキリスト)を何者だと思っているのか」(マテオによる福音書16章13節)を突き付けた。人間の救いと、キリスト教のみならず、世界諸宗教の存在理由に共通する問いだった。「人の救いは、人となり十字架上で亡くなったキリストのみ」にあり、その「キリスト」を国家イデオロギーとなったキリスト教で置き換えてはならない、との警告としても受け取れる問いなのだ。世界で民主主義が後退し、独裁政権、君主国家、強権政治へ向けた兆候が強まる中、政権を支える国家イデオロギーとなったキリスト教、ユダヤ教、ヒンドゥー教が台頭してきているからだ。
プノンペンで仏教・キリスト教対話会議——真理を伝え、癒やし、関係回復のための勇気ある道程へ(海外通信・バチカン支局)
バチカン諸宗教対話省は5月30日、同省がカンボジアのプレアシアヌーク・ラジャ仏教大学、同国のカトリック教会と協力し、首都のプノンペンで開催した「第8回仏教・キリスト教間対話会議」(5月27~29日)の「最終宣言文」をバチカン記者室から公表した。
バチカンから見た世界(167) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
ローマ教皇レオ14世はなぜ世界平和を福音宣教の中心に置くのか
宗教の本質的な役割は「人の救い」にある。「救済論」(soteriology)を持たない、あるいは、忘れた宗教は、ただ単なる「イデオロギー」となっていく。現代史において、宗教が国家や民族のイデオロギーとなり、戦争や紛争を誘発した例は多くある。宗教そのものがイデオロギー化し、原理主義、狂信主義、暴力に走ったケースも多い。「地上の地獄」と呼ばれるウクライナやガザでの戦争にも、国家・民族イデオロギーとなった宗教が深く結びついている。「人間の救い」へ向けて、「世界平和」が、その最低条件として浮かび上がってきている。人類が、世界平和への努力なくしては、人間と環境の救いについては語れないという、極限的な状況に直面しているのだ。
カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (5) 写真・マンガ・文 平田江津子
数々の出会いが導いた市民団体の設立
カズキが地域の小学校で特別支援学級に在籍していた時、普通学級で多くの時間を過ごさせてほしいと相談し続けました。でも、学校側は「別室での個別学習の方が彼の力を伸ばせる」と主張を曲げず、私たち夫婦は悶々(もんもん)とした日々を過ごしていました。
人類救済の“二千年祭”に向けて世界に散在する枢機卿が選ぶ新教皇(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇ベネディクト十六世が選出された2005年の教皇選挙(コンクラーベ)では、事前の下馬評で、長年にわたりバチカン教理省の長官を務めていた、ドイツ人のヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿が唯一の候補者として挙げられた。予想は的中し、同枢機卿は2日間にわたる4回の投票で新教皇に選出された。
WCRP日本委 ミャンマー地震の被害に対する緊急支援募金を実施 5月31日まで
3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の大地震が発生した。ミャンマー軍事政権は4月1日、地震による死者は3000人を超える見通しで、負傷者は4500人以上に上ると明かした。
WCRP日本委 「第51回理事会」を開催
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第51回理事会」が3月14日、京都市の北野天満宮文道会館で開催された=写真・渉外グループ提供。戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)はじめ理事20人が参加(オンライン参加者含む)。本会から、同日本委理事の庭野光祥次代会長、和田惠久巳総務部長、國富敬二徳島教会長が出席した。
令和7年次「学林合同入林式」 20人が希望と志を胸に入林
桜の花咲く春、20人が希望と志を胸に学林の門をくぐった。4月6日、令和7年次「学林合同入林式」が法輪閣で開催された。庭野日鑛会長が臨席し、熊野隆規理事長はじめ、教団役職者、保護者、入林生の出身教会の教会長ら約80人(オンライン含む)が出席。大樹62期生2人、光澍大学科51期生3人、光澍ロータス18期生4人、光澍高校科20期生5人、芳澍女学院情報国際専門学校32期生4人、蓮澍・海潮音科32期生2人の入林を祝福した。
「退院後の教皇の回復状況」(海外通信・バチカン支局)
肺炎治療のためにローマ市内にあるカトリック総合病院「ジェメッリ」に入院していたローマ教皇フランシスコは、3月23日に退院し、バチカン内の自身の居所である「聖マルタの家」に帰った。「2カ月の療養期間中には、人やグループとの面会や過度の執務は避けるように」と医師から勧告されている。







