大船教会発足70周年記念式典 記念セレモニーを全地区で開催 対話通し喜びかみしめる

会場では、会員から寄せられた動画が上映され、教会発足70周年を一緒に祝った

会員一人ひとりに「大切にされている」という実感を持ってもらいたい。その願いのもと、立正佼成会大船教会は今年4月から半年間、全63地区がそれぞれ主催する教会発足70周年記念セレモニーを教会道場で開催してきた。内容は、読経供養のほか、フラダンスの披露、合唱、ミニ説法などさまざま。当日に参加できない会員のインタビュー動画を上映した地区もあり、工夫を凝らした取り組みが展開された。

セレモニーの後半には、2階に場所を移し、淹(い)れたての紅茶と茶菓子を手に三村記代教会長を囲んで対話の時間が持たれた。和やかな雰囲気の中、参加者は自らの人生と信仰の歩みを振り返り、家族やサンガ(教えの仲間)の支えによって生かされている感謝を分かち合った。

三村教会長を囲んだ対話の場

30年ぶりに参拝した会員は、自身の境遇を省みる中で、「幸せの捉え方を考え直すきっかけを頂いた」と発表。別の会員は、コロナ禍を通して30年来のサンガとの100通を超える文通が心の支えと語った。茶話会の準備で責任者を務めた総務部スタッフ(76)は、「『来てよかった』と話し、部屋を出てくる皆さんの輝く笑顔が忘れられません」と話した。

こうして迎えた10月22日の式典は、『~Hand to Hand~ありがとうの和をつなげよう未来へ!』をテーマに青年部が中心となって挙行され、会員は配信の視聴を通して参加した。三村教会長を導師に読経供養が行われた後、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

式典では、青年部員が式衆や司会などをつとめ、70周年を機にそれぞれが誓いを新たにした

続いて、学生部員(20)、青年男子部員(24)が体験説法。学生部員は、医療事務職を目指して勉強や就職活動に取り組む自分を支えてくれた両親と友人への感謝を語った。青年男子部員は、バイク事故などで家族に心配をかけたが、そのたびに両親が温かな心で受け入れてくれたことを述懐。現在、庭野日敬開祖が青年期に立てた「六つの誓い」を胸に、物流会社で厳しい仕事にも積極的に取り組み、皆が働きやすい雰囲気づくりに努めていると語った。

謝辞に立った三村教会長は、「日常を『おかげさま』『ありがたい』と受けとめる眼(まなこ)を養うことが、次世代に信仰のバトンを渡すための私たちの使命だと思います」と語りかけた。

実行委員長を務めた青年男子部長(34)は、「70年にわたって先輩方がつないでくださったものは、一人ひとりを思いやる心だと感じました。式典を機に、心がつながり合う温かな触れ合いを重ねていきたい」と述べた。