新・仏典物語――釈尊の弟子たち(23)

ブッダの衣鉢を嗣ぎし者

眼下に樹海が広がっていました。その遥(はる)か遠くに城の尖塔(せんとう)がかすかに見えました。山の中腹に切り開かれた岩場に立ち、老いた修行僧はその風景を眺めました。身にまとった衣は破れ、身の丈を超える長い棒を杖(つえ)代わりにしていました。

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唯仏与仏(42) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

一つのことに心を集中することを、「三昧(さんまい)」といいます。読経三昧、唱題三昧などは、在家仏教者にとって「禅定(ぜんじょう)」を得るいちばんの近道です。つまり、朝夕のご供養がしっかりできていれば、ふだんの考え方もだんだんに雑念が少なくなっていくのです。

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男たちの介護――(16) 遠距離の老老介護 母と穏やかな時間を過ごすために

連れ合いを亡くした母親を案じ

携帯電話の着信音が鳴った。「お父さんが入院した」。平成23年春、仲田惠三さん(71)は、母親のきよさん(92)からの知らせに「すぐに行く」と返答ができなかった。父親の政夫さんは、インフルエンザの予防接種後、風邪をこじらせ、肺炎を患ったという。気がかりでないといえば嘘(うそ)になる。だが、地元の地区役員の仕事で毎日、予定が詰まっていて、駆け付けることはできなかった。

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アフリカ南東部のサイクロン被害 本会一食平和基金から緊急拠出

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は4月5日、アフリカ南東部のモザンビーク、マラウイ、ジンバブエの3カ国を襲ったサイクロン「イダイ」の被害に対し、合計200万円の緊急支援を決定した。現地で救援活動を行う共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)に100万円、聖エジディオ共同体に100万円を寄託する。

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【東京東支教区】 教会発足60周年記念式典

立正佼成会東京東支教区の教会発足60周年記念式典が4月21日、大聖堂(東京・杉並区)で行われ、8教会から約4300人が参集した。式典では、各教会代表16人による奉献の儀、読経供養に続き、墨田教会少年部長(38)、葛飾教会支部青年婦人部長(38)が体験説法を行った。

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【佐倉教会】 教会発足60周年記念式典

立正佼成会佐倉教会の発足60周年記念式典が4月21日、ふれあいプラザさかえ文化ホール(千葉・印旛郡栄町)で開催され、1192人が参集した。

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【山口教会】 教会発足60周年記念式典

立正佼成会山口教会は4月21日、教会発足60周年記念式典を教会道場で厳修し、約700人が参加した。

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スリランカ連続爆破テロ 事件に対し世界の宗教指導者が声明(海外通信・バチカン支局)

4月21日、スリランカの最大都市コロンボやその郊外のキリスト教教会、ホテルなどの6カ所で連続爆破テロが発生し、350人以上が犠牲になった。標的となったキリスト教の教会では、キリストの復活を祝う「復活祭」の行事が執り行われていた。

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WCRP/RfP日本委「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」 2018年度第4期支援先発表

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会はこのほど、「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の2018年度第4期支援先を発表した。

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熊本地震3年 熊本教会で法要と復興イベント 犠牲者に慰霊の誠を捧げ、復興への思い新た

2016年4月14日と16日に、最大震度7を観測した熊本地震の発生から3年が経過した。被災地域を包括する立正佼成会熊本教会は4月15日、教会道場で「熊本地震被災者大法要」を厳修。同21日には、「熊本地震復興イベント2019」を開催した。犠牲者の追悼と復興に向けたそれぞれの取り組みを紹介する。

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