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第19回奈良県宗教者フォーラム 『日本のこころと宗教の役割』 興福寺の森谷貫首が基調講演

『日本のこころと宗教の役割――神様・仏様の素晴らしさ』をテーマに、第19回奈良県宗教者フォーラム(主催・同実行委員会)が9月14日、奈良市の興福寺会館で開催された。奈良県、奈良市が後援した。

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庭野会長「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典で法話 父母の恩に報いるため精進を

立正佼成会の「釈迦牟尼仏ご命日(布薩=ふさつ=の日)」式典が9月15日、東京・杉並区の大聖堂で行われ、庭野日鑛会長が法話を述べた。式典の様子は、インターネットでライブ配信(会員限定)された。

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本部職員対象の「防災訓練」実施

防災月間に合わせ、立正佼成会本部職員対象の「防災訓練」が9月13日、東京・杉並区の法輪閣地上駐車場と第五・第六会議室で行われた。同訓練の実施は、新型コロナウイルス感染症の流行により3年ぶり。大規模地震の際、本会施設で帰宅困難者を受け入れることから、今年は防災意識の啓発に加え、本部職員が近隣住民の期待に応えるため、一人ひとりの防災スキルの向上を重視して実施された。

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【NPO法人日越ともいき支援会代表・吉水慈豊さん(僧侶)】社会全体で支え、受け入れて 外国人労働者と共に生きる

NPO法人日越ともいき支援会の吉水慈豊代表のスマホには、SNSを通して毎日10件以上の“SOS”が届く。少子高齢化による労働力不足が顕在化する日本で働く、ベトナム人の技能実習生などからだ。コロナ禍の中で不当解雇に遭い、家を失って路頭に迷うケースもあるという。同支援会では、彼らが安心して暮らせるよう、生活の補助、受け入れ企業や監理団体との交渉、外国人技能実習機構への相談、再就職支援など多岐にわたるサポートを行う。吉水代表に、ベトナム人技能実習生たちの現状、外国人労働者の受け入れ制度などについて話を聞いた。

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現代を見つめて(76) 「愛国心」という言葉 文・石井光太(作家)

「愛国心」という言葉

安倍晋三元首相の「国葬」に対する疑問の声が巻き起こっている。岸田文雄首相は、火消しをするように国会でこう述べた。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(67) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

盛者の「国葬」

「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛(たけ)き者も遂(つい)にはほろびぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵におなじ」(『平家物語』第一巻)

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「第1回庭野平和賞奨励賞」受賞者決定 人々の生活に密着した平和活動に光を

公益財団法人庭野平和財団(庭野日鑛名誉会長、庭野浩士理事長)による「第1回庭野平和賞奨励賞」の受賞者がこのほど決定した。受賞したのは人権活動家のルキ・フェルナンド氏(49、スリランカ)、「アクション・ノースイースト・トラスト」(The Ant)共同代表のジェニファー・リアン氏(50、インド)、「グスドゥリアン・ネットワーク」ナショナルディレクターのアリサ・コトルンナダ・ムナワロ・ワヒド氏(50、インドネシア)の3人。9月16日、京都市のホテルで記者会見を開き、席上、庭野理事長が発表した。受賞者には、正賞の賞状と副賞の賞金200万円が贈られる。

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忘れられた日本人――フィリピン残留日本人二世(2) 写真・文 猪俣典弘

涙を流しながら日の丸を振り、両陛下をお迎えした彼らは誰なのか

両陛下が最後の「慰霊の旅」でマニラ戦に言及

上皇上皇后両陛下が御在位中、海外での最後の「慰霊の旅」としてフィリピンの土を踏まれたのは2016年1月のことでした。先の大戦で日米両軍によって激しい地上戦が繰り広げられたフィリピンへの訪問は、両陛下の強い願いで実現したそうです。

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バチカンから見た世界(125) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

2人の教皇のカザフスタン訪問――米国同時多発テロからウクライナ侵攻へ

ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世がカザフスタンを訪問したのは、米国同時多発テロの発生から10日後、2001年9月22から25日にかけてだった。東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊し、人々が世界平和の到来を信じていた3千年紀の始まりに、世界で宗教の名を語った暴力、憎悪、戦争、テロ、報復が扇動され、世界は「文明の衝突」を叫ばれる暗黒の歴史に逆戻りしていった。

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大聖堂で「脇祖さま報恩会」 慕われた「慈母」を偲ぶ 庭野会長が法話 (動画あり)

庭野日敬開祖と共に立正佼成会の創立と発展に力を注いだ長沼妙佼脇祖。その祥月命日にあたる9月10日、東京・杉並区の大聖堂で「脇祖さま報恩会」が行われた。新型コロナウイルス感染症対策のため会員は参集せず、式典の様子がインターネットの動画共有サイトを通じてライブ配信(会員限定)された。法話に立った庭野日鑛会長は、あいさつの大切さを示すとともに、宗教の果たす役割、日本が国際社会の中で求められている働きについて説いた。

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