えっ、これも仏教語!?(67) 【どうどうめぐり】堂々巡り
祈願や礼拝のために、仏像や仏堂の周りを巡ることを言います。
日本では僧侶だけが行う儀式になっていますが、インドやスリランカなどでは在家信者たちも、仏塔などに詣でるときは、その周囲を右回りに巡り歩き、正面に来るごとに礼拝し、これを何べんも繰り返します。
現在の日本の日常語としては、同じ議論などをいつまでも繰り返して進展しないことや、国会で投票による議決をする場合に、議員が青票・白票を持って演壇上の箱に入れる方法を、俗に「どうどうめぐり」と言いますが、いずれも原意とはかけ離れています。
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