えっ、これも仏教語!?(62) 【ずだぶくろ】頭陀袋

「頭陀」は梵語(サンスクリット語)の「ドゥータ」の音写で、衣食住に対する貪欲(とんよく)を打ち払い、衣は墓場に捨てられたボロをまとい、食は人に乞い、住は樹下石上を宿とし、ひたすら仏道を修行することです。

そのような修行者が首に掛けて前に垂らしている袋をズダブクロと呼んでいました。

それから転じて、一般にダブダブした布製の雑嚢(ざつのう)をこう呼ぶようになりました。

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