「普門館からありがとう~吹奏楽の響きたちへ~」来場者の思い

▼吹奏楽に力を入れている高校に入学してから、普門館の存在を知りました。2011年まで吹奏楽の聖地としてみんなが目指していた普門館で、一度吹いてみたいと思っていました。スケールの大きさと、ホールの中にあるエスカレーターにまず驚きました。楽器を吹いてみると、残響も良く、とてもすがすがしい気持ちになりました。たくさんの歴史がこの場所で生み出されてきたと思うと、解体されてしまうのはもったいないと思います。直接思い出がない自分にとっても、普門館は親近感が湧く場所です。将来は教諭になり、吹奏楽部の顧問になれたらと思っています。
(島田真太朗さん・17歳・東京・高校生)

▼高校3年生の時に一度だけこの舞台に立ちました。吹奏楽の東京都大会でこの場に来たのですが、結果は銀賞で全国には行けませんでした。広くて客席が真っ暗で見えず、“こんなところで吹くのか”と思った記憶があります。全国大会への夢は今でも、母校の後輩たちが引き継いでくれているので悔いはありません。今日、普門館に連れてきた子供たちにも将来、吹奏楽をやらせたいと思っています。私にとって普門館は、憧れの場所であり、吹奏楽人生の最大の目標でした。
(36歳・男性・東京)

▼持って来たユーフォニアムを舞台に置いて写真を撮り、とても不思議な気分になりました。楽器の輸入販売の仕事をしているのですが、普門館の舞台に立った中学2年生の頃は、まさか楽器の仕事をするなんて思っていませんでしたから。あの頃は、ただ楽しくてやっていましたね。初めてのコンクールとなったのが、普門館での都大会で、緊張せずに夢中になって演奏できたのを覚えています。今日は息子(6歳)に普門館の舞台を経験させられて良かったです。
(49歳・男性・東京)