西日本豪雨 宇和島教会に本部支援隊派遣 現地の会員と共に被災者を支援

6月28日から7月8日にかけて西日本を襲った記録的な豪雨(平成30年7月豪雨)から1カ月半が過ぎた。この間、立正佼成会本部は、8月1日から10日まで本部職員で構成する「本部支援隊」を宇和島教会に派遣。同19日から、第2次支援隊が2週間の予定で現地に入り、被災地域で会員への支援活動に当たっている。このほか、大規模な災害が発生した岡山、広島両県の各教会ではこれまで、支部長や主任らが中心となって、会員の被災状況や生活の様子を確認。大きな被害を受けた会員への災害見舞金の贈呈も行われている。

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幼い子供と一緒に楽しめる演奏会 TKWOがファミリーコンサート

夏休みを迎え、親子連れを対象とした東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「ファミリーコンサート」が8月23日、東京・杉並区の杉並公会堂で開催された。幼い子がいる家族にもライブ演奏を鑑賞してもらいたいと、通常の演奏会では入場できない未就学児も参加できるコンサートだ。午前、午後の2回公演で、計1500人が参集した。

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おもかげを探して どんど晴れ(6) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

東日本大震災百物語

東日本大震災から7年が過ぎました。私は被災者の皆さん、ご遺族の皆さんと一緒に「いのち新聞」という活動をしています。震災が発生した年の秋からのスタートですが、新聞の内容は遺族という立場から、記事をまとめて発信していくというものです。遺族と話し合っている中で、一人ひとりの気持ちが亡き人の存在により輝いているように感じたため、新聞作りを私が提案しました。

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【グリーフサポートステーション「サンザシの家」代表・藤田尋美さん】喪失体験で悲嘆抱える一人ひとりに耳を傾け

病気や事故で親を亡くした。両親の離婚で一方の親とは別に暮らしている――そうした死別や離別によって悲しみを抱えた子どもたちの心に寄り添う人たちがいる。東京・板橋区にあるグリーフサポートステーション「サンザシの家」では、2013年から、死別や離別を経験した子どもたちのグリーフ(悲嘆)サポートに取り組んできた。子どもたちの内面と悲嘆からの回復について、藤田尋美代表に聞いた。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(15)

仏弟子・象のダナパーラ

城の通りに足を一歩踏み入れるやいなや、ダナパーラは全速で駆け出しました。太い足。舞い上がる砂塵(さじん)。突然の地響きに、驚き逃げ惑う人間の姿を、ダナパーラは目の端に捉えていました。前方に僧の一団。その距離が見る間に詰まりました。僧の集団が崩れ出しました。一人、また一人と僧侶が逃げ出し始めたのです。残ったのは二人だけでした。人間たちがブッダと呼んでいる男とその侍者。ダナパーラが狙っているのは、ブッダの方でした。

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