被爆体験を後世に ヒロシマの実相を伝える、三人の平和の祈り

広島市に原爆が投下されてから73年。多くの人が苦しみの中にあったあの日を後世に伝えてきた被爆者は少なくなっている。広島市では7年前から、被爆者に代わって体験を伝承する取り組みが進められている。当時、学徒動員で軍の任務にあたっていた岡ヨシエさんは自らの被爆体験を語り続け、昨年5月に亡くなった。その岡さんの体験を引き継いだのは、NPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター」(HRCP)の波多野愛子さん(65)と梅津千秋さん(60)だ。3人の紡ぐ平和への願いに迫る。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 7月の法話から

7月に行われた大聖堂での式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。

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比叡山宗教サミット31周年記念「世界平和祈りの集い」 諸宗教者が一層の努力を誓う

比叡山宗教サミット31周年記念「世界平和祈りの集い」が8月4日午後、滋賀・大津市の天台宗総本山・比叡山延暦寺一隅を照らす会館前「祈りの広場」で開催された。集いは、天台宗国際平和宗教協力協会、同延暦寺によるもので、国内外の諸宗教者や市民ら約900人が参集。立正佼成会から庭野日鑛会長が出席した。

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「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(15) 文・黒古一夫(文芸評論家)

新世紀を迎えて……、しかし

「戦争の世紀」といわれた20世紀が終わり、世界中の誰もが来るべき世紀が「平和と安寧」に彩られることを願っていた。しかし、2001年9月11日、オサマ・ビンラディンをリーダーとするテロ組織「アルカイダ」のテロリストによる「アメリカ同時多発テロ」(通称「9.11」)事件が起きる。ハイジャックされた4機の航空機のうち、2機がアメリカの「富」を象徴する世界貿易センタービルへ、1機が世界の安全保障を制御していると言われてきたアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)へ、残りの1機は乗客たちの抵抗にあってペンシルベニア州ピッツバーグ郊外に墜落した。

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バチカンから見た世界(66) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

韓国カトリック教会の夢と現実――老齢化する離散家族

8月4日付のバチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」は、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長からの親書を受け取り、ツイッターで「素晴らしい親書に感謝」との言葉を寄せ、「早期の再会を願った」と報じた。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(14)

刺客

自分の息遣いさえ聞こえてきそうだ、そう若者は思いました。林の中に身を潜め、一人の沙門(しゃもん)の動きを注視しているのでした。若者は弓を携え、剣を佩(は)いていました。沙門はやがて葉の茂った樹木の下に座し、瞑想(めいそう)に入りました。それを見定めると若者は腰の箙(えびら)から矢を引き抜きました。

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