全日本吹奏楽コンクール参加者へ 東京佼成ウインドが課題曲コンサート

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「課題曲コンサート2018」が2月16日、東京・新宿区の東京オペラシティで開催された。チケットは完売し、約1600人が会場を埋めた。

全日本吹奏楽コンクールの開催に際し、参加者に向けた課題曲の参考演奏は、TKWOとオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラが2年ごとに担当し、今年度はTKWOが務めている。

前半の部では、今年の同コンクールの課題曲を演奏。5曲のうち、「吹奏楽のための『ワルツ』」の作曲者である高昌帥(こうちゃんす)氏が舞台に登場し、曲に込めた思いや課題曲に取り組むコンクール参加者への期待を語った。

後半の部では演奏の合間に、TKWO正指揮者の大井剛史氏(右)と福田氏とのトークが行われた

後半の部では、『こころに残る課題曲セレクション』と題して、1960年代から2010年代までの課題曲を披露した。演奏曲は、コンサートに先立ち、インターネットで演奏してほしい曲を一般募集し、各年代で投票の多かった「さくらのうた」「吹奏楽のための『風之舞』」「五月の風」「吹奏楽のための交響詩『波の見える風景』」「ディスコ・キッド」「吹奏楽のための小狂詩曲」の6曲。演奏の合間には、「さくらのうた」「吹奏楽のための『風之舞』」の作曲者である福田洋介氏が登場し、作曲当時の思い出を語った。

なお、5月8日、埼玉県の川口総合文化センター・リリアで今回のプログラムをアレンジした課題曲コンサートが行われる。