モザンビークを訪れた「アフリカ毛布ボランティア隊」 人々を守り、心のぬくもりをもたらす日本の毛布

「アフリカ毛布ボランティア隊」(立正佼成会会員、認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」のメンバーで構成)の一行22人が、4月29日から5月7日まで、アフリカ南東部のモザンビークを訪れた。現地NGOの「クリマ(KULIMA)」と「共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)」の協力のもと、日本から届けられた毛布6868枚のうち315枚を配付したほか、過去に毛布を受け取った人々の元を訪ねた。隊員と現地の人々の姿を追った。

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UNHCRのヘベカー駐日代表が本会式典であいさつ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表のダーク・ヘベカー氏が5月15日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、大聖堂で行われた「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典の席上、スピーチに立った。

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「アフリカへ毛布をおくる運動」 戸別訪問や街頭でのPRなど啓発・収集活動が各地で活発に

「アフリカへ毛布をおくる運動」(同運動推進委員会主催)の収集キャンペーンが4月1日からスタートし、今年も立正佼成会の各教会では、それぞれの取り組みが展開されている。

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ベトナム、ラオスの宗教指導者が来日 WCRP/RfP日本委と交流

ベトナム、ラオス両国の宗教指導者、政府関係者7人が5月13日から17日まで日本を訪れ、国会議員や世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会のメンバーと懇談した。WCRP/RfPへの理解を深め、国内外で宗教協力の推進を図るための視察と交流が目的。WCRP/RfP国際委員会の杉野恭一副事務総長、同国際事務局のエリダ・ジュベイリ氏が同行した。

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地域の非営利団体に協力する「一食地域貢献プロジェクト」(5) NPO法人「外国から来た子ども支援ネットくまもと」(熊本教会が支援)

4月のよく晴れた日曜日。熊本城の“お膝元”にある熊本市国際交流会館の一室に、外国出身の中学生、高校生が一人、また一人と姿を見せ、教科書を広げて勉強を始めた。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(3) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「共謀罪」は宗教にとって何を意味するか?

前回まで、現代では宗教が政治的発言をしたり公共的な役割を果たしたりすることが望ましいと論じた。今の国会では、いわゆる「共謀罪」法案(組織的犯罪処罰法改正案)が審議されているから、この観点から具体的に考えてみよう。

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「共謀罪法案」を問う 弁護士・海渡雄一氏

3月27日に閣議決定された「テロ等準備罪法案」は、「共謀罪法案」とも呼ばれています。

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歓喜の声が聞こえてくる

6千億年前に地球が誕生してから今日まで、気の遠くなるような時間の中で繰り返されてきた自然の営み。未明の空がやがて茜(あかね)色に染まり、しばらくして太陽が昇り始めると辺りはキラキラ輝き始め、そこらじゅうから歓喜の声が聞こえてくる。繰り返し繰り返し営まれる自然の輪廻(りんね)転生。湖岸に立ち6千億年の果てしない時間の流れに私は思いを馳(は)せる。

楽園

新緑の森は楽園のように美しい。
爽やかな空気に包まれて谷あいのせせらぎや小鳥たちのさえずりを聴いていると、いつの間にか夢の世界に迷い込んだような気持ちになってくる。自然が与えてくれる至福の時間を大切にしながら、私は今ここにいられることの幸せと有り難さをかみしめる。

光のシャワー

5月末とはいっても、朝の寒さは身に染みる。ゆったりした流れの長瀬川は太陽が昇ると次第に変化し始める。太陽の光で暖められた川面から次第に川霧が立ち昇り、木立の間から差し込む光芒(こうぼう)が「光のシャワー」となって降り注ぎ、清冽(せいれつ)な朝の空気に輝きを与える。私はシャッターを切りながら自然の恵みに感謝し、その日一日爽やかな気持ちでいっぱいだった。