「アフリカへ毛布をおくる運動」 戸別訪問や街頭でのPRなど啓発・収集活動が各地で活発に

「アフリカへ毛布をおくる運動」(同運動推進委員会主催)の収集キャンペーンが4月1日からスタートし、今年も立正佼成会の各教会では、それぞれの取り組みが展開されている。

神奈川県の厚木教会は5月7日、青年・壮年部員ら40人が、事前に約1500枚のチラシを配布した地域で毛布の収集活動を実施。市民宅を一軒一軒訪ね、趣旨を改めて説明しながら、協力を呼び掛けた。

厚木教会では、市民宅を訪問し、毛布収集活動を行った。現在、運動に賛同した市民から多くの毛布が寄せられている

同教会では今年、1000枚の収集を目標に掲げており、この日を含めてこれまでに計70枚の毛布が集められた。この取り組みの副実行委員長を務める壮年部員(49)は、「忙しい中、熱心に話を聞いてくださる方もいて、そうした出会いの中で私自身が学ばせて頂くことが多く、有り難い機会だと感じています。今後も、一人でも多くの人に理解して頂けるよう、広報活動と収集活動を継続していきたい」と話した。

一方、地域の協力を得て、役所や店舗前などで同運動をPRする教会も多い。中津川教会は5月14日、岐阜・多治見市の総合福祉センターと商業施設の敷地内に運動の幟旗(のぼりばた)を掲げ、毛布の収集場所を設置。少年部員、青年男子部員ら34人が2カ所に分かれて運動の趣旨を説明し、市民に毛布と海外輸送協力金を募った。さらに、アフリカで手にする人々に思いを寄せたメッセージを布に書き、毛布に縫い付けを行った。当日は、2カ所合わせて34枚の毛布が寄せられた。

また、多くの教会が戸別訪問や地域のイベントへの参加、自治体の広報紙などを通じ、市民に広く協力を呼び掛けた。各教会での毛布の収集活動は、5月31日まで展開される。

アフリカへ毛布をおくる運動ウェブサイト http://www.mofu.org

配付先の人々に思いを馳(は)せながら、提供された毛布に一針一針心を込めてメッセージの縫い付けが行われている(中津川教会=多治見市総合福祉センターでの活動から)