UNHCRのヘベカー駐日代表が本会式典であいさつ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表のダーク・ヘベカー氏が5月15日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、大聖堂で行われた「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典の席上、スピーチに立った。

本会とUNHCRとの関わりは1977年、本会小湊教会と若狭教会が施設を開放し、インドシナ難民を受け入れたことに始まる。以来、「一食(いちじき)を捧げる運動(一食運動)」の浄財をUNHCRに寄託し、アフガニスタン、ソマリア、シリアなどの難民を支援。今年4月には、紛争が続く南スーダンから隣国に逃れた難民の支援の必要性を国際社会に訴えるUNHCRの要請に応え、200万円を拠出した。

ドイツ出身のヘベカー氏は昨年、第12代駐日代表に就任。今回の来訪は、「一食運動」を実践する本会会員に直接、世界の難民の現状を報告し、長年のパートナーシップに対する謝意を伝えたいという、本人の意向によるものだ。

当日、ヘベカー氏は、紛争や暴力から逃れて難民となった人々が現在、世界中で6530万人を超え、第二次世界大戦以降で最悪の状況にあると説明。「命を救い、難民に希望と未来を提供することは、一つの国の政府、組織だけではできません」と述べ、世界が協調して難民を支援する重要性を訴えた。その上で、「UNHCRが世界各地で展開する活動に対して、立正佼成会は長年にわたって協力してくださっており、われわれが最も信頼を寄せているサポート組織の一つ」と語り、謝意を表した。

なお、同日、先の南スーダン難民への緊急支援のため、UNHCRに200万円を寄託したことへの感謝状が、ヘベカー駐日代表から本会に贈呈された。