気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(10) 文 浦崎雅代(翻訳家)
タンマヤートラ――行進でも、デモでもなく、気づきと共に歩く
8日間で約100キロ――タイの田舎道を歩くイベントが12月に行われる。年々参加者が増え、今年も300人は下らないだろう。僧侶も一般の人も共に歩くのだが、何かを訴えるための行進(パレード)やデモではない。速さも距離も競わず、我慢比べでもない。シュプレヒコールを上げたり、何かを叫んだりして歩くのではなく、ただ静かに自分のペースで歩く。その名は「タンマヤートラ」。タンマは法、ヤートラは巡礼を意味するので「法の巡礼」と訳す。「みんなで歩く瞑想(めいそう)」もしくは「タイ版お遍路さん」とでも紹介できるだろうか。
「アフリカへ毛布をおくる運動」 一枚一枚に詰まった温かな愛 第1便が出航
「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会=立正佼成会も参画)で集められた毛布を積載した輸送船の第1便が12月5日、横浜港から配付国のモザンビークとマラウイに向けてそれぞれ出航した。コンゴには年明けの輸送予定となっている。
三句の法門から学ぶ 自分を磨き、幸せになるための心がけ 精神科医・名越康文氏
縁あって、私は仏教、とりわけ真言宗について学んでいます。その中で、約1500年前にまとめられ、大乗仏教の中心思想が記されている『大乗起信論』という論書に出合いました。大乗起信論には、それぞれの仕事を仏への道と心得て一生懸命にやれば、菩薩や如来になることができる、悟ることができると、高らかに宣言されています。
今年もクリスマスボウルの舞台へ 佼成学園アメフット部が関東地区で優勝
「第48回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会〈関東地区〉」の決勝が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が慶應義塾高校「ユニコーンズ」に21対14で勝利し、大会連覇を達成した。
バチカンから見た世界(42) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
仏教徒とキリスト教徒の対話の行方
バチカン諸宗教対話評議会主催、中国地域司教協議会、霊鷲山僧院(台湾)共催による「第6回仏教徒・キリスト教徒会議」が11月13日から16日まで、霊鷲山無生道場で開かれた。今回は『仏教徒とキリスト教徒が共に歩む非暴力への道』が総合テーマに掲げられた。
【速報】 佼成学園高アメフット部が関東大会連覇 今年もクリスマスボウルへ
「第48回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会〈関東地区〉」の決勝が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われ、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」が慶應義塾高校「ユニコーンズ」に21対14で勝利し、同大会連覇を達成した。
仏教と自死に関する国際シンポジウム(関東版) 国内外の仏教者、専門家が発表
『仏教と自死に関する国際シンポジウム』(関東版=主催・孝道教団・国際仏教交流センター)が、11月6日から8日まで、神奈川・横浜市の孝道山本仏殿を会場に開催された。仏教を中心に国内外の宗教者、専門家ら約80人が一堂に会し、自死を防ぐための取り組みについて議論した。9、10の両日には、同シンポジウム(関西版=主催・浄土真宗本願寺派総合研究所、龍谷大学世界仏教文化センター)が京都市で行われた。
国連100万ドル基金の調印式 川端理事長と中満代表がスピーチ 核廃絶署名に携わった会員の声
1983年に立正佼成会が国連に寄託し、軍縮・核廃絶に向けた取り組みに活用されてきた100万ドルの浄財が今後、軍縮教育に活用されることが、本会と国連の間で合意に達した。10月23日にニューヨークの国連本部で調印式が行われたイベントの席上、本会の川端健之理事長と中満泉・国連軍縮担当上級代表(国連事務次長)がスピーチに立った。その要旨を紹介する。
また、83年の第2回国連軍縮特別総会(SSDII)に向けて、本会はこの前年、「核兵器廃絶・軍縮2000万人署名運動」を実施。全国の会員が街頭や学校、職場などで協力を呼び掛けた。本会が加盟する新日本宗教団体連合会(新宗連)と合わせて、約3700万人の署名を集め、国連に提出された。その後、同総会で庭野日敬開祖が演説し、国連への100万ドルの拠出につながっていく。82年当時、署名運動に携わった会員に当時の思いを聞いた。
本会の「こころホット」ボランティア お茶っこサロンの活動終了
東日本大震災で被災し、仮設住宅で暮らす人々を対象にした立正佼成会の「こころホット」ボランティア(お茶っこサロン)が11月12日、岩手・釜石市の市民体育館前仮設住宅で実施され、これをもって活動を終了した。同ボランティアは、釜石市社会福祉協議会が運営する「お茶っこサロン」への協力を通じ、被災者に安らぎと希望を感じてもらえるような触れ合いを目指し、大震災から一年後の平成24年4月に始動。これまで593回行われ、延べ5400人以上の被災者がサロンに訪れた。