新着

利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(70) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

寿げない新年

今年ほど、「あけましておめでとうございます」と言って新春を寿(ことほ)ぎたいと思ったことはない。なぜなら、当然に思っていたその祝辞を素直に言うことができないからだ。

続きを読む

忘れられた日本人――フィリピン残留日本人二世(6) 写真・文 猪俣典弘

「世界で最も美しい島」パラワンに残留した日本人の末裔たち

パラワン島に刻まれた虐殺の歴史

世界で最も美しい島と評されるフィリピンのパラワン島。南北400キロにわたる細長いこの島は、大自然が手つかずの姿で残ることから“フィリピン最後の秘境”と称され、世界中から観光客が訪れます。しかし、この美しい島には悲しい虐殺の歴史があり、戦後長らく多くの残留日本人二世たちが無国籍のまま取り残されていたことは、近年までほとんど明かされませんでした。

続きを読む

立正佼成会 庭野日鑛会長 12月の法話から

昨年12月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

続きを読む

共生へ――現代に伝える神道のこころ(23) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部教授)

天候の黒子として雨や熱を運ぶ「風」に感謝し 農耕の無事を神々に祈る

あくまでも個人の主観だが、伊勢地方は他の地域に比べて風がよく吹く印象がある。初めて伊勢を訪れたのが、寒風すさぶ一月末のことで、冬の季節風が吹く時期であったためかもしれない。「神風の」は伊勢を示す枕詞。伊勢は海に面しており、現在では津市の山間部に日本最大級の出力を誇る風力発電所があるほど、地理的にも風が吹き抜けやすい地形にある。とはいえ、「神風の伊勢」とは言い得て妙だと思ったのもその時であった。

続きを読む

中央学術研究所から『大乗仏典思想叢書』第6号、第7号が発刊 仏典の理解深め 仏教思想研究発展に寄与

立正佼成会中央学術研究所はこのほど、『妙法蓮華経』の原典(底本)研究に資する『Philosophica Mahāyāna Buddhica Monograph Series(大乗仏典思想叢書=そうしょ=)』の第6号『梵文(ぼんぶん)法華経「ケルン・南條校訂本」ローマ字本・脚注補完 第1分冊』および、第7号『初期仏典・マハーヴァスツ・ラリタヴィスタラ―並行・類似詩脚索引―』の2点を発刊した。第6号は同研究所学術研究室の西康友主幹が、第7号は西主幹と同研究所の黛千洋特別研究員が編纂(へんさん)した。

続きを読む

大聖堂で「御親教」式典 「元氣」に探究し創造を

年頭にあたり、会員一人ひとりが法縁に触れた喜びをかみしめ、仏道精進の決意を新たにする立正佼成会の「御親教」式典が1月7日、大聖堂(東京・杉並区)で行われた。庭野日鑛会長は「御親教」の中で、『素心(そしん)』『元氣(げんき)』の二幅の書き初めを披露。今年揮毫(きごう)した『元氣』について、探究への意欲を常に持ち続け、前向きに生き生きと平和な世界を創造していく大切さを示した。

続きを読む

大聖堂で令和5年次「元旦参り」 庭野会長が年頭誓願文を奏上

新たな年を迎えた1月1日朝、立正佼成会の令和5年次「元旦参り」が大聖堂(東京・杉並区)で開催された。式典の様子はインターネットの動画共有サイトを通じてライブ配信(会員限定)され、会員たちは各家庭で読経供養に臨んだ。

続きを読む

えっ、これも仏教語!?(70)最終回 【まだら】斑

梵語(サンスクリット語)の「マンダラ」からきたものという説が有力です。

続きを読む

庭野会長が大宮八幡宮に参拝 鎌田宮司とあいさつ

庭野日鑛会長は1月1日午前、東京・杉並区の大宮八幡宮(鎌田紀彦宮司)に参拝した。國富敬二理事長、千葉和男杉並教会長(東京教区長)、庭野皓司氏が同行した。同宮は立正佼成会本部周辺の氏神にあたる。

続きを読む

核兵器の保有は非倫理――教皇が各国大使にアピール(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは1月9日、バチカンに駐在する各国の外交団に対して年頭のあいさつを行い、『分断と戦争の強まる世界における平和の希求』をテーマにスピーチした。バチカン市国は現在、世界183カ国と外交関係を結んでいる。

続きを読む