「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典で庭野会長が法話 教えを伝え、自他共に救われ

大聖堂で「釈迦牟尼仏ご命日」式典が行われ、会員が参集した

3月15日、立正佼成会の「釈迦牟尼仏ご命日(布薩=ふさつ=の日)」式典が大聖堂(東京・杉並区)で開催され、庭野日鑛会長が法話を述べた。新型コロナウイルス感染防止対策を施して会員が参加したほか、式典の模様はインターネットでライブ配信(会員限定)された。

式典では、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われた後、辻谷修一松江教会長が体験説法を行った。

辻谷教会長は、岩国教会の青年部員時代に青梅練成会に参加し、研修や唱題修行を通して、相手の立場から自分を見ること、特に両親の立場になって自分を振り返ることを学び、感謝のない自分を反省することができた体験を述懐。また、仕事を通して、経営コンサルタントの話から、改めて佼成会の教えの尊さを実感し、人さまのために尽くす両親の素晴らしさを教えられたと語った。さらに現在、教会長を務める中で、病と共に生きる少年が、その治療に前向きに取り組み、精いっぱいにいのちを輝かせる姿に勇気づけられていること、コロナ禍の中で、青年部が編集する教会機関紙『縁(えにし)だより』が会員の懸け橋になっていることなどを発表。来年の教会発足60周年に向けて、会員と共に感謝の心で精進することを誓願した。

庭野会長は法話の中で、釈尊の教えの基本として「四諦(したい)の法門」に触れ、執着が悩み、苦しみにつながっており、人のために尽くすことで執着から離れられると説示。「即是道場(そくぜどうじょう)」の精神で、日常生活の中で「苦集滅道(くじゅうめつどう)」の実践をし、人に教えを伝え、自他共に救われていくことにより、感謝の心に至ることができると述べた。

また、「国は人間が創造したものです。国は土からできているのではなく、人間の心でできています」とのラビンドラナート・タゴールの詩を紹介。日本の国は、日本の国の心で成り立っており、子供たちが生き生きと生まれることで、国が元気になり、世界に働きかけて平和を創造していく人が育っていくと語り、国というものを意識して生活していくことの大切さを強調した。