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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(17) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

米朝首脳会談の歴史的意義

歴史的な米朝会談が6月12日にシンガポールで行われ、両首脳は北朝鮮の体制保証と、その完全な非核化について約束をする合意文書に署名した。この会談は、一度延期が報じられたように途中で大きな曲折があったから、この結果は大いに慶賀すべきことだ。世界史に残るような感動的な出来事である。

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西日本豪雨 近隣教会からの支援始まる

西日本を襲った記録的豪雨は、広島、岡山、愛媛県などに甚大な被害をもたらした。大規模な土砂崩れや河川の氾濫によって近隣の家屋は倒壊し、加えて冠水により多くの人が避難を強いられている。

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平和こそ生活の原点 日本国憲法 コラム――憲法という言葉

第二次世界大戦終戦後の1947年、日本国憲法は施行されました。憲法は「法の中の法」「決まりの中の決まり」ともいわれるもので、私たち一人ひとりの自由や権利を守り、その人生や生活を支えています。

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本会一食平和基金 大阪府北部の地震で被災した高槻市に支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、大阪府北部地震で建物の損壊など大きな被害を受けた地域の一つである同高槻市に対し、災害見舞いとして100万円の緊急支援を決定した。7月4日には、同市を包括する豊中教会の西村季代子教会長が高槻市役所を訪れ、濱田剛史市長に支援金の目録を贈呈した。

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上海の玉仏寺住職・覚醒法師が本会を訪問

中国佛教協会副会長で、上海にある玉仏寺の住職である覚醒法師をはじめ同寺僧侶、上海テレビ局関係者ら一行6人が7月3日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談した。川端健之理事長が同席した。

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仏教の理想を表す蓮の花 見頃を迎え大聖堂庭園で観蓮会

大聖堂1階庭園広場(東京・杉並区)の池に植えられた蓮の花が見頃を迎え、その清らかさが参拝者の心を和ませている。7月4日朝、今年で10回目となる「観蓮会」が行われた。「開祖さまご命日」式典に参加する会員や本部職員ら約800人が集った。

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唯仏与仏(9) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

私が朝、大聖堂に着くと、その日のお当番の会員さんが迎えてくださいます。なかには、幼稚園ほどの小さな子もいます。頭をなでて「きょうはお当番に来てくれたの。しっかりやってね」と声をかけると、「うん」と大きくうなずいて、お手伝いをするぞという顔つきに変わります。それだけのふれあいでも、その子の心のなかに「大事な役なのだ」という自覚が芽ばえると思うのです。

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バチカン諸宗教対話評議会議長のジャン・ルイ・トーラン枢機卿が帰天

バチカン記者室は7月6日、パーキンソン病のため米・コネティカット州の修道院で療養中であったバチカン諸宗教対話評議会議長のジャン・ルイ・トーラン枢機卿が前日の5日、亡くなったと発表した。75歳だった。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ クラリネット・小倉清澄さん Vol.1

日本トップレベルの吹奏楽団として知られる東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)。演奏会をはじめ、ラジオやテレビ出演など、多方面で活躍する。また長年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲の参考演奏を行っていることから、特にコンクールを目指す中学生・高校生の憧れの存在でもある。今回は、クラリネットの小倉清澄さんが登場。楽器の魅力、演奏で意識していることなどについて聞いた。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(17) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

オンラインで気づきを育む――タイで学ぶ究極の「働き方改革」!?

私は今、タイのNGO「プッティカー」が主宰する「オンラインで気づきを育む」というプログラムに参加している。森の寺と呼ばれるスカトー寺住職のパイサーン・ウィサーロ師による短い説法がライブ配信される、初めてのプログラムだ。日頃、お寺や瞑想(めいそう)修行場に行く機会がなくても、日常生活の中で気づきを高める修行を、という趣旨のもと、フェイスブック内にある限定のグループで行われている。

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