六花の会 仏教を生かす経営 今年も各地で学習会

仏教精神に学ぶ経営者のつながりと研鑽(けんさん)の場として昨年12月に発足した「六花(りっか)の会」のメンバーによる学習会が4月14日、立正佼成会の杉並、富士両教会で行われた。企業経営者や個人事業主の会員らが参集。講演や体験発表、グループ討議などを通し、学びを深めた。

「六花の会」の発足の機縁は、庭野日敬開祖と京セラの稲盛和夫名誉会長から薫陶を受け、全国各地で企業再建に携わってきた福永正三氏(滋賀教会会員=昨年11月に逝去)を講師に、杉並教会で2014年に経営者の勉強会「福盛塾」が始まったことにさかのぼる。同塾は東京西、同中央、同東支教区に広がり、壮年幹部会で「仏教経営者ネットワーク」を求める声が上がったことで、有志によるプロジェクトが生まれた。この間、北九州、東北両支教区でも福永氏を講師に「仏教経営者塾」が開講。神奈川、中国、茨城、四国、北陸支教区と続いた。

その後、「仏教経営者ネットワーク」化に向けての機運が高まり、実行委員会を組織。昨年12月16日に、教団創立八十周年記念事業として第1回「仏教精神に学ぶ経営者の集い」が大聖堂(東京・杉並区)で開催された。全国から企業経営者や個人事業主の会員ら2000人以上が参集し、「六花の会」が発足した。

同会は、「仏教精神を経営に活かし、事業の発展と社会に新たな価値を提供できるネットワークの創造」「庭野開祖の経営者に向けたご法話や諸先人先達の経営の智慧(ちえ)に学び、その実践体験を共有し、出会いと交流、相互啓発の場とする」「六波羅蜜(ろくはらみつ)の実践を通し、事業の発展をもとに、社会や世界の幸福と平和に貢献できる『経営者サンガの絆』を結び、深めること」を目的に掲げる。現在、10支教区で学習会などの準備が進められているほか、ウェブサイトでの情報や意見交換が行われている。

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