「アジア高校生の翼」一行がフィリピンへ

立正佼成会の平成31年次「全国高校生トップリーダー教育(アジア高校生の翼)」の一行42人が、3月25日から4月2日までフィリピンを訪れた。

一行は25日、マニラ市郊外にあるスラムを訪れ、フォコラーレ運動(カトリックの在家運動体、本部・ローマ)が同国の貧困地域での健康対策や教育支援のために設立したNGO「ブカス・パラット」の活動を見学した。翌26日からは、タガイタイ市内にあるフォコラーレ運動の施設「マリアポリピースセンター」に滞在。同運動のメンバーとスポーツ、地域の幼稚園でのボランティア、植樹などの活動を共にして心を通わせた。

29日にはバターン州を訪問し、第二次世界大戦中、旧日本軍が捕虜に強制した「死の行進」の出発点「0キロメートルポイント」でバターンキリスト教青年会(BCYCC)のメンバーと合同で慰霊供養を厳修した。その後、日比友好のシンボルとして本会が建立した「フレンドシップタワー」まで歩き、さらなる友好の促進と世界平和の実現を祈念した。

このほか、一行は、本会一食(いちじき)平和基金が支援するBCY財団の奨学生と交流。最終日となる4月1日には、モンテンルパ日本人墓地公園で慰霊供養を行った。