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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(19)
女人
講堂に弟子たちが集まり始めました。すでに釈尊は上座に着かれ、瞑目(めいもく)されていました。これから、アヌルッダ(阿那律=あなりつ)に下問(かもん)があるというのです。アヌルッダも最前列に控えていました。弟子たちが集まり終わると、釈尊は静かに目を開け、アヌルッダに問い掛けられました。「汝(なんじ)は、女人と一夜を共にしたというが、それは確かなことか?」。
「御親教」式典 『燈明』『知足』を胸に、各人が仏道精進を誓う
年始にあたり、会員一人ひとりが一年の修行精進の誓いを新たにする「御親教」式典が1月7日、東京・杉並区の大聖堂はじめ各教会で行われた。大聖堂には約4000人が参集。庭野会長は「御親教」の中で、『燈明(とうみょう)』『知足(ちそく)』の二幅の書き初めを披露するとともに、平和と調和を目指して精進する大切さを示した。式典の模様はインターネットを通じて手話通訳付きで各教会に配信された。また、大聖堂正面玄関では参拝者に七草粥(ななくさがゆ)が振る舞われた。
本紙デジタルに寄稿する小林正弥教授が『武器になる思想――知の退行に抗う』発刊
本紙デジタルで『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』を連載する千葉大学大学院教授の小林正弥氏が、『武器になる思想――知の退行に抗う』(光文社新書)を発刊しました。
「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(25)最終回 文・黒古一夫(文芸評論家)
「文学の役割」を考える――「『時代』の声を伝えて」を終えて
昨年1年間、本紙デジタル上で月に2回、70年以上にわたる「戦後」の文学史の中から、その時々の社会状況や問題に深く切り込む小説を取り上げて論評してきた。そこで改めて確認できたことがいくつかあった。まずは、私の思想遍歴を挙げながら、そのことに触れさせて頂く。
年頭法話 立正佼成会会長 庭野日鑛
自己を進化してゆこう
「人を植える」ことは将来を見据えた社会づくり、国づくりの最重要課題
あけまして、おめでとうございます。
昨年は、教団創立八十周年という大きな節目の年でした。今年からは、いよいよ創立百年に向け、皆さまと心一つに、さらなる精進をさせて頂きたいと思っております。
平成最後の年が明け 大聖堂はじめ各教会で「元旦参り」
元号に込められた意味合いを今一度かみしめ
新年を迎え、仏道によって自らの心田を耕すとともに、世界平和の実現に向けて精進を誓う「元旦参り」が1月1日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ全国各教会で行われた。