新着

一食「故郷の味」メニュー第2弾 12月に大聖堂で

今年6月に立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)2階食堂で実施された、難民の「故郷の味」を提供する企画が、12月3日、12日、18日にも行われる。前回に続き、エチオピアの郷土料理をアレンジした「ドロワット風カレー」(600円)がメニューに登場する。

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自衛消防訓練審査会で優勝 本会「第二団参会館自衛消防隊」に表彰状

本部スタッフで構成する「立正佼成会第二団参会館自衛消防隊」(指揮者=瀧川和延さん、一番員=竹内耕司さん、二番員=野口禎一さん)が、9月5、6の両日に行われた東京消防庁杉並消防署による「自衛消防訓練審査会」の「1号消火栓 団体の部」で優勝した。11月13日、秋の火災予防運動に合わせ、東京・杉並区立杉並芸術会館で開催された「防火防災のつどい」(主催・同署)の席上、竹内吉彦杉並消防署長から表彰状が授与された。

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【オイカワデニム代表取締役・及川洋さん】新たな資源でジーンズを開発 環境に配慮したものづくりを

宮城・気仙沼市でジーンズを製作する有限会社オイカワデニムの及川洋代表取締役は、大量に廃棄されていたメカジキの吻(ふん=角)を活用したジーンズを開発した。東日本大震災を機に、地元の特性に目を向け、天然素材による環境に配慮したものづくりの一環だ。昨今、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムは環境に多大な負荷を掛けると指摘されている。及川さんに、新たなジーンズが誕生するまでの軌跡や、環境に配慮したものづくりの大切さなどについて聞いた。

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バチカンから見た世界(86) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇の訪日を前に(2)――日本での布教を夢見た教皇

ローマ教皇フランシスコが2013年3月13日に選出されて数日後、バチカン記者室詰めの国際記者たちを代表し、新教皇に直接、あいさつする機会を与えられた。当時のバチカン報道官のフェデリコ・ロンバルディ神父(イエズス会)から「バチカン記者室の最年長記者の一人です」と紹介され、新教皇の柔らかい手を握り締めながら、「イエズス会が運営する東京の上智大学の出身です」と自己紹介した。そして、「教皇ヨハネ・パウロ二世と同じように、日本においで頂けますか?」と伺うと、「私は(1987年に)日本に行ったことがあります」との答えが返ってきた。「日本で、お待ちしております」と申し上げた。

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「私たちの“発”」応援プログラム 2年目の今年も各地で活発に

「発菩提心」による会員の自発的な取り組みを立正佼成会本部が支援する「私たちの“発”」応援プログラムが、2年目の今年も各教会で行われた。本部の報告によると、全国で行われた活動は109件に上る。それぞれが地域や社会とのつながりを深めながら、新たな縁を広げる活動を主体的に展開した。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(33) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

徳義共生主義の特色

前回(第32回)に紹介した通り、「徳義共生主義」は古くて新しい思想だ。なぜそう言えるのだろうか。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 10月の法話から

10月に大聖堂で行われた大聖堂での式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。(文責在編集部)

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心の悠遠――現代社会と瞑想(8) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

禅と知的文化交流

米・ニューヨーク州のコーネル大学の学生や教員ら22人が6月13日から24日まで、神奈川・鎌倉市の寺院や自坊の佛母寺(千葉・富津市)を巡る、「佛母寺・コーネル大学日本仏教実践授業講座」を開催した。毎年恒例の講座で、今年で4回目となる。自然の中で行う作務や坐禅など僧堂体験を通じて、「仏教と私たちを取り巻く社会・環境問題」について学ぶためのものだ。

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えっ、これも仏教語!?(34) 【ぐち】愚痴

仏教では、煩悩(ぼんのう)中でも貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)の三つを最も克服すべきものとして「三毒(さんどく)」といいます。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(33) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

タイのターミナルケアの現場から(後編)――いのちに与えられた最後の課題

先月は、ウィリヤダンマ・アシュラムのリーダー僧、スティサート師によるターミナルケアの実践の様子をお伝えした。病める人に対する師の触れ合いと、患者からの「タンブン(徳積み)」。タンブンという観念と具体的な実践は、タイ人の日常生活に溶け込んでいるが、死を前にした時、より一層その重要性が増してくることを痛感した。

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