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「WCCのピレー総幹事がWCRP/RfP新任国際事務総長に祝辞」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

WCCのピレー総幹事がWCRP/RfP新任国際事務総長に祝辞

世界の120カ国以上、約5億8000万人のキリスト教徒たちの合議体である世界教会協議会(WCC)のジェリー・ピレー総幹事は4月11日、発表したプレスリリースの中で、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)アフリカ宗教指導者評議会を主導してきたフランシス・クーリア・カゲマ博士が、同国際委員会事務総長に就任したことへの祝賀メッセージを送った。併せて、「WCCの諸宗教との活動は、さまざまなテーマを通してWCRP/RfP国際委員会の目的とつながる」と記し、両団体の協力を推進していく意向を明かした。

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DJボウズの音楽語り(12)最終回 文・戸松義晴(浄土宗心光院住職)

EDEN

イギリスの音楽グループといえば、皆さんは誰を想像しますか。日本で一番有名なのは、やはりビートルズでしょう。ですが、あえて私が今回紹介したいのは、イギリスのグループであるエヴリシング・バッド・ザ・ガール(EBTG)です。ネオ・アコースティックの代表的なバンドです。

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バチカンから見た世界(155) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇が自叙伝を刊行(5)―教皇就任の初期に辞表を書き国務省に提出―

ローマ教皇フランシスコは自叙伝の中で、繰り返し世界平和、労働の価値を擁護し、一方で、武器商人や経済の行き過ぎ(利益優先)を非難している。環境保全に関しては、「時間切れが迫っている。地球を救うための残り時間は少ない」と警鐘を鳴らし、若者たちには、「暴力に訴えず、芸術作品の汚染を避けながらも、騒ぐ(抗議する)ように」と呼びかけている。アッシジの聖フランシスコに倣い、神の創造の業(わざ)としての自然を賛美し、その保全を訴える教皇だが、頻発する有名な芸術作品や歴史的な噴水を汚しての抗議運動は戒めた。

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TKWO 第164回定期演奏会 4月26日、なかのZEROで開催

「自然、神、地球」――

重厚なメロディーが畏敬の存在を彷彿《ほうふつ》させる!

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「実践的仏教」を探究して 学林創設60周年記念式典ならびに学林合同入林式(動画あり)

立正佼成会の学林は1964年、「世界の佼成会たらん」という庭野日敬開祖の願いをもとに、「実践的仏教」「諸宗教対話・協力」を柱とした青年リーダーの育成機関として創設された。以来、約2400人の仏教実践者を社会に送り出してきた。創設から60年を迎えた4月6日、庭野日鑛会長臨席のもと、「学林創設60周年記念式典ならびに学林合同入林式」が大聖堂(東京・杉並区)で挙行され、杉野恭一学林学長をはじめ、来賓、学林関係者、卒林生、在林生、未来を創る在家青年ら約3000人が参集した(オンライン配信の視聴者含む)。

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教団付置研究所懇話会生命倫理部会「第23回研究会」 臓器移植法施行から26年 現状と課題学ぶ

“人の死”の定義をめぐる議論の口火となった脳死臓器移植問題。1997年の「臓器の移植に関する法律」(以下、臓器移植法)施行から昨秋で26年が経った。

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「人道に対する罪」に関する国際法制定を――バチカン国連常駐代表(海外通信・バチカン支局)

昨年9月からニューヨークで開催中の第78回国連総会で、ウクライナ侵攻やガザ紛争での戦争犯罪や人道に対する罪といった人権侵害の疑いが強い状況を背景に、「人道に対する罪の予防と処罰」に関する国際法の草案が検討されている。

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奥羽支教区の少年部員が本部参拝

「大聖堂がすごく大きくて、びっくり」「来るのは初めて」――。曇天をはねのけるような子どもたちの歓声が響く。大聖堂建立60周年の今年、慈雲台ににぎわいが戻った。3月23日、立正佼成会奥羽支教区の少年部員やその親など71人が本部を参拝。大聖堂内や一乗宝塔、開祖記念館(いずれも東京・杉並区)を巡り、久しぶりに仲間と過ごすひとときを楽しんだ。

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ペイ・フォワード 渡波水産加工業協同組合が石巻教会を通じ、能登の人々を支援

東日本大震災の被災地に寄せられた全国からの真心が、13年の時を超えて能登の地へ。Pay it forward(ペイ・フォワード=恩送り)――。それは3月上旬、立正佼成会石巻教会元外務部長(75)のもとに入った一本の電話から始まった。

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バチカンから見た世界(154) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇が自叙伝を刊行(4)―「貧者を忘れるな」と諭されアッシジの聖フランシスコを名乗る―

教皇ベネディクト十六世の生前退位という、カトリック教会史上でもまれな出来事を受けて執り行われた2013年の教皇選挙。ブエノスアイレス大司教のベルゴリオ枢機卿(ローマ教皇フランシスコの俗称はホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)が、自身に多数の票が集まり、新教皇に選出されつつあることを感知したのは、何人かの有権者枢機卿から投げかけられた冗談や質問によってであったと、3月19日に刊行した自身の自叙伝で明かしている。

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