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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(39) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

緊急事態の延長をもたらしたもの

緊急事態宣言が5月末まで延長された。隣国の韓国などでは収束して経済活動を再開しつつあるのに、日本では死者が増え続けているのは、他の先進諸国と違って、政府がPCR検査を本気で増やそうとしなかった結果でもある。

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「『人類のための祈り、断食、嘆願の日』に共に祈りを」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

「人類のための祈り、断食、嘆願の日」に共に祈りを

「人類の友愛高等委員会」(委員長=ミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット枢機卿/バチカン諸宗教対話評議会議長)は5月2日、世界に向けて同14日を「人類のための祈り、断食、嘆願の日」とすることを提案し、新型コロナウイルスの世界的な流行の早期終息を願って、全ての人が共に祈りを捧げるよう呼び掛けた。これを受け、世界の諸宗教指導者が賛同の意を表している。

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WCRP/RfP日本委とPNND日本 核兵器廃絶に向けた「共同提言文」を政府に提出

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)日本は5月11日、核兵器廃絶に向けた「共同提言文」を政府に提出した。両団体の代表者4人が、東京・千代田区の外務省を訪れ、鈴木馨祐外務副大臣に手渡した。

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庭野光祥次代会長に聞く――『宗教協力が育む力』(1)

立正佼成会の庭野光祥次代会長は大聖堂での主要な式典で導師をつとめ、会員への講話を通して教化・育成にあたるほか、世界平和の実現を目指して国内外で諸宗教対話・協力活動に尽力している。現在、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会の国際共同議長を務め、また、「アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター」(KAICIID)の理事でもある。

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第37回庭野平和賞贈呈式 延期を発表

公益財団法人・庭野平和財団(庭野日鑛名誉会長、庭野浩士理事長)はこのほど、6月3日に国際文化会館(東京・港区)で予定していた「第37回庭野平和賞」贈呈式と、同4日の京都での記者懇談会の延期を発表した。

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春から初夏へ 大聖堂に咲き誇る花々

立正佼成会の大聖堂周辺では、穏やかな日差しを受けて、春から初夏の花が咲き誇っている。赤やピンク色の花が鮮やかなツツジ。黄色のコガネノウゼンの花は、陽(ひ)を浴びて、まぶしいほどの美しさを見せた。

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新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(6)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで毎日を過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介しています。今回は、船橋教会主任と京都教会青年婦人部長。

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心の悠遠――現代社会と瞑想(14) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

ニューヨークでの坐禅会イベント

昨年8月17日と18日の2日間、米・ニューヨーク市のマンハッタンで坐禅会イベントを開催した。初日の開催場所はニューヨーク禅堂正法寺(33名参加)。ここは、ニューヨーク州北部の町キャッツキルにある大菩薩禅堂の姉妹道場である。

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えっ、これも仏教語!?(40) 【たっしゃ】達者

本来の仏教語では、「真理に達成した人」「悟りを開いた人」を表します。

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内藤麻里子の文芸観察(8)

子供たちが主人公だが、しっくりと心に響いてくるのが、伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』(集英社)だ。短編集だからいろいろなシチュエーションがあって楽しいし、“コロナ疲れ”の心のビタミンとしてお薦めの一冊だ。

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