バチカンから見た世界
バチカンから見た世界(96) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(3) 政治利用に警鐘を鳴らすトルコのケマル主義者
ローマ教皇フランシスコは7月12日、バチカン広場で行われた正午の祈りの席上、海洋の恵みに感謝する「世界海の日」(6月8日)についてスピーチした。
バチカンから見た世界(95) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(2) 子供の頃の夢が実現したとエルドアン大統領
4世紀にキリスト教の聖堂として建立されたのを起源とし、6世紀に大聖堂として創建された後、15世紀にモスク(イスラームの礼拝所)になり、20世紀に博物館とされたトルコ・イスタンブールにある歴史的建造物「アヤソフィア」。
バチカンから見た世界(94) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(1) “文明の衝突”を政治利用する危うさ
トルコのイスタンブールにある歴史的建造物「アヤソフィア」は、キリスト教の大聖堂として建立され、その後にモスク(イスラームの礼拝所)となり、トルコ共和国成立後は博物館として利用されてきた。
バチカンから見た世界(93) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
信教の自由、米国のカトリック教会とWCRP/RfP
米国カトリック司教会議はこのほど、6月22日から29日までの1週間を「信教の自由のための週間」と定め、信教の自由を促進するために「祈り、行動するように」と呼び掛けた。
バチカンから見た世界(91) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
信徒がいないミサでメッセージを発し続けたローマ教皇
5月18日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の生誕100年を記念するミサが開催され、世界に中継された。この後、新型コロナウイルスの感染予防対策として閉鎖されていた大聖堂の扉が開かれ、一般信徒に開放された。
バチカンから見た世界(90) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
イランのアーヤトッラーが教皇に親書 新型肺炎の世界的流行は人類友愛の時
イラン・コムにある国際大学「アルムスタファ」の学長であるアリレツァ・アラフィ師(アーヤトッラー=イスラーム・シーア派の高位指導者)はこのほど、ローマ教皇フランシスコに宛て親書を送った。新型コロナウイルスが世界に蔓延(まんえん)している状況にあって、「啓示宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム)の共同体は人類に奉仕していかなければならない」とのメッセージを寄せたものだ。
バチカンから見た世界(89) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
教皇が訪日に託した思い(3)――声なき貧しい人々と地球環境を代弁し核兵器廃絶訴え
ローマ教皇フランシスコは訪日中の11月24日、長崎と広島から、核エネルギーの軍事利用が「倫理に反している」ことを訴えた。
バチカンから見た世界(88) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
教皇が訪日に託した思い(2)――「教皇の訪日は最も素晴らしい旅行だった」
バチカンのマテオ・ブルーニ広報局長が、バチカン記者室にある佼成新聞のボックスオフィスに来て言った。「教皇フランシスコの訪日は、彼の諸国歴訪の中で最も素晴らしいものだった」と。