ちょっと軽く、ストレッチしてみましょう(2.肩こり) 加瀬剛(スポーツトレーナー、佼成学園高アメフット部ヘッドトレーナー)

「体幹を鍛えることで当たり負けない体をつくる」をモットーに、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」の連覇に貢献したスポーツトレーナー加瀬剛氏。日頃は、整骨院の院長として、一般の人々のケアにも当たっている。体の構造を知り、毎日をしなやかに過ごすのはどうすればいいか――体の専門化としてアドバイスする。 (※次ページに、ケアの方法を動画で紹介)

肩こりはストレッチで悪化する

「肩がガチガチ」とか「肩の筋肉がこり固まっている」というのは、前回お話ししたように“筋性防御”が原因で起こります。一言で言うと、肩こり(肩のハリ)の原因は“姿勢が悪い”からです。

具体的には、背中が丸まり、肩が前に出て、首が突き出た格好で、パソコンやスマホを操作する時になりがちな姿勢です。

これは、背中の筋肉、肩の筋肉、首の筋肉が“伸びたまま”の状態なのです。

伸ばされたものを伸ばせば(ストレッチ)、症状は悪化するのは目に見えています。すでに伸ばされている筋肉をさらにストレッチで伸ばすとどうなるでしょう……。

そう。
一時的に楽になったような気になりますが、実際は症状はどんどん悪化していきます。筋肉は必要以上に伸ばされないように、筋性防御という自動制御装置が働き、硬くなってしまうのです。

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