景観との調和を考え、木と共に生きる未来を 日宗連が宗教文化セミナー
日本宗教連盟(日宗連)による第6回宗教文化セミナー「美しき日本の残像――古民家の再生と日本再生」が3月30日、東京・港区の神道大教院で行われた。日宗連に協賛する5団体(教派神道連合会、日本キリスト教連合会、全日本仏教会、神社本庁、新日本宗教団体連合会)の関係者、市民ら62人が参加した。当日は、古民家の再生・活用を通じ、美しい風景と文化の保全を進めるNPO法人「篪庵(ちいおり)トラスト」理事長で東洋文化研究者のアレックス・カー氏が講演に立った。
気候変動に挑む世界の取り組み 「気候ネットワーク」東京事務所長・桃井貴子氏
深刻化する気候変動問題
この100年間で、地球の平均気温は約1度上昇しています。原因は、人間の活動による温室効果ガスの排出で、特に化石燃料の使用で排出される二酸化炭素(CO2)です。“たった1度”と大したことではないように思われがちですが、世界中で気候変動の影響だと考えられるような事象や異常気象が発生し、深刻さを増しています。