立正佼成会 庭野日鑛会長 1月の法話から

1月に行われた大聖堂での式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。また、昨年12月15日の式典での法話を追記します。
(文責在編集部)

『易簡』とは

今年の書き初めでございますが、『燈明(とうみょう)』の方は、10年間変わらないわけですから、去年と今年も同じです。もう一つは、『易簡(いかん)』という文字です。『易簡』とは、「易(やさ)しくて手数のかからないこと」「手軽なこと」「容易(たやす)いこと」。そんな意味があります。

人生を生きる上において、私たちは、物事を難しく考えてしまいがちです。しかし、本当の生き方とは、よく落ち着いて考えてみますと、易簡、易しいのではないかと思うのです。

また、「明白簡易(めいはくかんい)」という言葉があります。この四文字を一生の心がけとしなさいと、言われている方がいます。私は、この言葉も本当に素晴らしいと思うのです。この「明白簡易」とは、何でも物事ははっきりさせて、入り組んだ、難しいことにしないように、という意味です。ところが私たちは、物事をわざわざ難しくしてしまっています。そんな反省をするわけです。その意味で、「明白簡易」が、とても大切なことであるという思いも込めて、今年は、『易簡』という文字を書かせて頂きました。
(1月7日)

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