開祖さま生誕会 法華経に示された「一乗」の精神に沿った精進を誓う

庭野日敬開祖の生誕を祝うとともに、法華経に示された「一乗」の精神に基づき、布教伝道を誓願する「開祖さま生誕会」が11月15日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ、全国の教会で開催された。今年は、開祖生誕111年にあたる。この日、大聖堂には約4100人が参列。式典の模様は、インターネットを通じて全国各教会に配信された。

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「核なき世界」の実現に向け 本会が国連に寄託した100万ドルの基金の原資を活用

立正佼成会が1983年に国連に寄託し、基金として運用されていた100万ドルを活用し、今後の軍縮教育に充てることがこのほど、本会と国連の間で合意に達した。これまでは基金の利子のみが軍縮活動に充てられてきたが、寄託から30年以上が経ち、軍縮・核廃絶の一層の推進を目的に、本会が原資の活用を提案したもの。10月23日、ニューヨークの国連本部で調印式が行われ、川端健之理事長と中満泉・国連軍縮担当上級代表(国連事務次長)が合意書に署名した。

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国連100万ドル基金の調印式 川端理事長と中満代表がスピーチ 核廃絶署名に携わった会員の声

1983年に立正佼成会が国連に寄託し、軍縮・核廃絶に向けた取り組みに活用されてきた100万ドルの浄財が今後、軍縮教育に活用されることが、本会と国連の間で合意に達した。10月23日にニューヨークの国連本部で調印式が行われたイベントの席上、本会の川端健之理事長と中満泉・国連軍縮担当上級代表(国連事務次長)がスピーチに立った。その要旨を紹介する。

また、83年の第2回国連軍縮特別総会(SSDII)に向けて、本会はこの前年、「核兵器廃絶・軍縮2000万人署名運動」を実施。全国の会員が街頭や学校、職場などで協力を呼び掛けた。本会が加盟する新日本宗教団体連合会(新宗連)と合わせて、約3700万人の署名を集め、国連に提出された。その後、同総会で庭野日敬開祖が演説し、国連への100万ドルの拠出につながっていく。82年当時、署名運動に携わった会員に当時の思いを聞いた。

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佼成カウンセリング研究所 第21期カウンセラー養成講座卒業式 福山立大名誉教授が講演

佼成カウンセリング研究所の「第21期カウンセラー養成講座」の卒業式が11月5日に大阪教会(大阪会場)、12日に横浜教会(東京会場)でそれぞれ行われた。4年間の講座を修了した74人(東京48人、大阪26人)が卒業証書を手にした。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(9) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

選挙結果がもたらした危険性

衆議院選挙は、与党が大勝し、議席の3分の2以上を確保した。改憲の発議が可能なので、政府はさっそく憲法改正の議論を呼び掛けた。前回の本欄で述べた通り、この選挙は「戦争か平和か、専制化か民主主義か」という岐路だったから、日本国民は戦争と専制化の道を選んだことになる。

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