佼成カウンセリング研究所 第21期カウンセラー養成講座卒業式 福山立大名誉教授が講演

佼成カウンセリング研究所の「第21期カウンセラー養成講座」の卒業式が11月5日に大阪教会(大阪会場)、12日に横浜教会(東京会場)でそれぞれ行われた。4年間の講座を修了した74人(東京48人、大阪26人)が卒業証書を手にした。

東京会場では、葛飾教会会員(44)と足立教会会員(52)が卒業生を代表して、講座を通しての学びを発表。『カウンセリングを学ぶということ』をテーマに、福山清蔵立教大学名誉教授(臨床心理学)が記念講演に立った。

福山氏は、「相談者との出会いの数だけ、カウンセラー自らの価値観が変わる」と語り、カウンセリングの技術に加え、心の柔軟性が養われると詳述。その上で、カウンセラーは悩みを解決する早さばかりを求めず、相談者が安心して苦悩の根源と向き合えるよう、相談者に受け入れられる人間性を磨くことが大切であると述べた。

この後、卒業証書授与が行われ、稲毛田貴史所長から代表の松本教会会員(46)に証書が手渡された。続いて、全日本カウンセリング協議会の兵頭孝子事務局長が祝辞を述べた。