利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

祈りの月における公共的な宗教協力

8月は日本人にとって共に祈る時期だ。伝統的なお盆があり、戦後には二つの原爆の日と終戦記念日が加わった。そこで、先祖の供養と戦没者の慰霊を行う月となったのだ。日本人はしばしば集って家族を考え、広くは戦争と平和の問題に思いを致して、一家の繁栄と日本や世界の平和を祈念する。家族と国民というコミュニティーの一員として祈るのだ。

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分裂と憎悪を乗り越えるために 比叡山宗教サミット30周年 祈りの集いの講演から

『今こそ平和のために協調を――分裂と憎悪を乗り越えて』をテーマに、比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」が3、4の両日に開かれた。国立京都国際会館での開会式典では、聖エジディオ共同体のアルベルト・クワトルッチ事務局長が講演。明石康・元国際連合事務次長とウィリアム・ベンドレイ世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会事務総長が基調講演に立った。それぞれの要旨を紹介する。(文責在編集部)

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バチカンから見た世界(29) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

中東の「失われた世代」

地中海東部と、その隣接地域での紛争や戦争の犠牲者は2015年時点で、推計14万4000人に上る。これに対し、暴力が原因の殺人や自殺による死者数は140万人と、紛争や戦争の犠牲者の10倍にあたることが、米ワシントン大学などの調査で分かった。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(6) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

与えない、おくりもの

私は今、タイ仏教の翻訳をしているが、タイを訪れる前から仏教には興味があった。それには二つ理由がある。母が熱心な仏教徒であること、警察官だった父が交通事故で殉職したことだ。私が2歳の頃だった。この環境と体験がなかったら、おそらく私は、今タイにいない。

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比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」

比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」(主催・日本宗教代表者会議)が8月3、4の両日、京都市の国立京都国際会館、滋賀・大津市にある天台宗総本山・比叡山延暦寺などを会場に開催された。集いでは、基調講演、シンポジウム、分科会を通して現代の諸課題を見つめ、世界平和の実現に向け、祈りが捧げられた。同会議名誉顧問として立正佼成会の庭野日鑛会長、同常任委員として庭野光祥次代会長が出席。4日の延暦寺での「世界平和祈りの式典」では、庭野会長が「比叡山メッセージ2017」を読み上げた。

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第34回庭野平和賞贈呈式 ムニブ・A・ユナン師 受賞記念講演

『宗教の今日的役割』

親愛なる皆さま

本日、ここに皆さまと共にありますことを大変うれしく思っております。私は、聖地エルサレムから参りました。エルサレムは、ユダヤ教徒、キリスト教徒、ムスリム、三つの宗教の信徒にとって神聖な場所であり、イスラエル人、パレスチナ人、双方にとっては政治的にも中心となる場所です。エルサレムでは、宗教が人々の生活全般に影響を持っており、宗教に関係なく物事が決められるということは、ほとんどありません。

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核兵器禁止条約の成立を受け WCRP/RfP日本委が歓迎の声明

ニューヨークの国連本部で7月7日に「核兵器禁止条約」が成立したことを受け、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は14日、杉谷義純理事長名による『核兵器禁止条約を歓迎する声明』を発表した。

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比叡山延暦寺の小堀執行と副執行6人が本会を訪問 川端理事長と懇談

天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の新内局が7月12日午前、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、川端健之理事長と大聖堂で懇談した。

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7月の菅沼

大釜で沸かした熱湯に笹を浸し、参拝者に飛沫(ひまつ)を振りかける。心身を清める儀式で、新潟・十日町市菅沼の伝統的な神事「十二社湯立て」だ。7月9日、菅沼諏訪神社で営まれたこの神事に、前日から菅沼を訪れていた津教会の少年部員ら40人が参列。厳粛な空気に包まれた。

九州北部豪雨 教団本部に対策本部を設置、各教会では被害状況を確認

7月に入り、九州北部では記録的な集中豪雨が続いた。5日には大雨により福岡、大分の県内各地で土砂崩れや河川氾濫が発生。近隣住民に被害が及び、多くの人が避難を強いられた。こうした事態を受け、立正佼成会教団本部(東京・杉並区)は、災害対策本部を設置。被災地域を包括する各教会では、被災状況を確認するため、会員の情報収集が進められた。また、特に被害が大きかった朝倉市を包括する久留米教会には、本部スタッフを派遣した。8日には、被災会員に向けて、庭野日鑛会長が『被災地の皆さまへ』と題した談話を発表した。

庭野日鑛会長談話(教団ウェブサイトより)