【漫画家・魚戸おさむさん】“病気を治さない医者”の物語
人生の終末期を自宅で迎えたい――。漫画『はっぴーえんど』(小学館)は、死を間近に控えた患者の願いをかなえるため在宅医の主人公・天道陽(てんどうあさひ)が奮闘する姿を描いている。この作品の著者で、日本の「在宅医療」の現場を初めて漫画にしたのが、魚戸おさむさんだ。命を見つめ、死と向き合う“異色”の漫画を通じて伝えたかったこととは何か。新緑がまぶしい季節、その思いを聞きたくて魚戸さんのアトリエを訪ねた。
〈ひと〉神奈川大学大学院で歴史民俗資料学の博士号を取得 本会中央学術研究所学術研究室員の會澤健裕さん(37)
今春、神奈川大学大学院で歴史民俗資料学の博士号を取得した。パシフィコ横浜国立大ホールで開かれた卒業式では、修了生を代表して、同大学の小熊誠学長から学位記を授与された。
令和5年次「学林入林式」 ユナン師、庭野会長が入林生を激励
立正佼成会学林の令和5年次「入林式」が4月2日、庭野日鑛会長臨席のもと法輪閣大ホール(東京・杉並区)で執り行われた。今年次は、本科60期生2人、光澍大学科49期生6人、ロータス奨学生16期生4人、同17期生1人、光澍高校科18期生7人、芳澍女学院情報国際専門学校30期生6人が入林。入林生の出身教会の教会長、保護者、学林スタッフら140人が門出を祝った。
IPCR国際セミナー2022 日本、中国、韓国の宗教者が集う
『東北アジア平和共同体構築のための課題』を総合テーマにした韓国宗教平和国際事業団(IPCR)の国際セミナーが2月11日、韓国・ソウル市内のホテルを会場に、オンラインを併用して開催された。日本、中国、韓国の宗教指導者や研究者など72人が参集。日本から世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)、篠原祥哲事務局長らが出席した。
中央学術研究所から『大乗仏典思想叢書』第6号、第7号が発刊 仏典の理解深め 仏教思想研究発展に寄与
立正佼成会中央学術研究所はこのほど、『妙法蓮華経』の原典(底本)研究に資する『Philosophica Mahāyāna Buddhica Monograph Series(大乗仏典思想叢書=そうしょ=)』の第6号『梵文(ぼんぶん)法華経「ケルン・南條校訂本」ローマ字本・脚注補完 第1分冊』および、第7号『初期仏典・マハーヴァスツ・ラリタヴィスタラ―並行・類似詩脚索引―』の2点を発刊した。第6号は同研究所学術研究室の西康友主幹が、第7号は西主幹と同研究所の黛千洋特別研究員が編纂(へんさん)した。
【速報】佼成学園アメフト部 クリスマスボウルで優勝
「第53回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」の決勝戦(クリスマスボウル)が12月25日、兵庫・神戸市の王子スタジアムで行われ、佼成学園高校「ロータス」(関東代表)が大阪産業大学附属高校「ファイティングエンジェルス」(関西代表)を30対27で下し、2年ぶり5度目の全国優勝に輝いた。(後日詳報)
【国境なき医師団 手術室看護師・白川優子さん】紛争地の看護師として、いのちに寄り添い生きる希望へつなぐ
世界には、武力紛争や天災、迫害などで生命の危険にさらされながら、医療を受けられない人々がいる。危機に瀕(ひん)した人に独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けているのが「国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)」だ。同団の手術室看護師を長年務めてきた白川優子さんは、シリア、イエメンなどの紛争地を中心に10カ国で18回の海外派遣に参加。声なき声に寄り添い、命をつないできた。紛争地医療の現実、派遣先での交流、ウクライナ危機について聞いた。