ミンダナオに吹く風(15) 遠く離れたマラウィの戦争 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)
遠く離れたマラウィの戦争
奨学生たちが暮らす私たちの「ミンダナオ子ども図書館」はフィリピン・ミンダナオ島の中央に位置するアポ山麓の町キダパワンにあり、そこからマラウィ市までは、支援物資を積んだトラックだと13時間もかかる。ミンダナオ子ども図書館を出発して縦断し、北の海辺の町カガヤンデオロを通ってさらに走って内陸に向かい、イリガンを抜けてようやくたどり着く。マラウィは湖畔の街だ。
熊本地震から2年 「熊本地震被災者大法要」を営み、「復興イベント2018」開催
熊本地震から2年を迎えた。立正佼成会熊本教会は4月14日、教会道場で「熊本地震被災者大法要(三回忌)」を厳修した。翌15日には「熊本地震復興イベント2018」を開催。犠牲者に慰霊の誠を捧げるとともに、復興への思いを新たにした。
唯仏与仏(1) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
「願い」というものは、ただぼんやりともっているだけでは、かなえられるものではありません。ぼんやりと願うのではなく、強く願わなければなりません。それも、一時的に願うのではなく、継続的に願わなければなりません。このように、強く願うことを「念ずる」とか「念願する」といいます。
【第37代木村庄之助・畠山三郎さん】人がやらないことをやろう――目の前の相撲と向き合って
力士は主役、行司は脇役。ただ、行司がいなくては勝負はつかない。なくてはならない存在である。約半世紀、軍配を握り、行司の最高位の大相撲立行司第37代木村庄之助まで務めた畠山三郎さん。行司として見つめた相撲の奥深さや面白さ、見どころについて聞いた。
平和こそ生活の原点 日本国憲法Q&A(1)――憲法とは?
第二次世界大戦終戦後の1947年、日本国憲法は施行されました。憲法は「法の中の法」「決まりの中の決まり」ともいわれるもので、私たち一人ひとりの自由や権利を守り、その人生や生活を支えています。
エネルギー転換を図るドイツの事例に学ぶ(2) 今後、求められる進路とは
『ドイツはどのようにして脱原発に舵(かじ)を切ったか』をテーマに2月27日、東京・渋谷区にある聖心女子大学ブリット記念ホールで行われたミュンヘン工科大学のミランダ・シュラーズ教授による来日講演会。当日は講演後に、トークセッションが行われた。同氏に加え、映画「六ヶ所村ラプソディー」「小さき声のカノン――選択する人々」の監督を務めた映像作家の鎌仲ひとみ氏、国際環境NGO「FoE Japan」事務局長の満田夏花氏が登壇し、ドイツや日本のエネルギー政策の現状や今後の展望について意見を交わした。今回は、トークセッションの模様を紹介する。