平和こそ生活の原点 日本国憲法Q&A(1)――憲法とは?

第二次世界大戦終戦後の1947年、日本国憲法は施行されました。憲法は「法の中の法」「決まりの中の決まり」ともいわれるもので、私たち一人ひとりの自由や権利を守り、その人生や生活を支えています。

ところが、私たちはそうした実感に乏しく、普段、日本国憲法について深く考えることはほとんどないのではないでしょうか。中身についてあまり知らない、という人も少なくないでしょう。

憲法とはどのようなものなのか、日本国憲法はいのちの尊さ、平和、信仰といったことをどのように考えているのか、どうして憲法の改正には国民投票が必要なのか――。憲法についてさまざまな議論が起きている中、私たちはこうしたことをしっかりと学んでおく必要があります。

そこで、今回から「平和こそ信仰・生活の原点 日本国憲法Q&A」を連載します。憲法の意義から、日本国憲法が果たしている役割、そして憲法改正に関わる問題までをQ&Aを通じて共に考えていきます。

Q1「憲法とは何でしょうか?」

「憲法」というと、何か非常に堅苦しい感じを受けるかもしれません。しかし、そんなことは決してありません。「憲法」の「憲」は、「手本となる大もとの決まり」という意味ですから、「憲法」とは「決まりの中の決まり」ということになります。

それでは、「決まりの中の決まり」とはどういう意味でしょうか。「憲法」とは、ひと口に言えば「一国の政治をだれが、どのようにおこなうか」の根本原則、つまり国の大もとを決めたものなのです。

このようにして、「日本国憲法」は日本という国の大もとを定めたものということになります。では、日本国憲法に定められている国の大もととは何でしょうか。それは、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の三つの原則です。

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