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名誉教皇ベネディクト十六世の葬儀(海外通信・バチカン支局)

終わりを告げた“2教皇の共存”

昨年12月31日に逝去した名誉教皇ベネディクト十六世の葬儀が1月5日、バチカン広場でローマ教皇フランシスコの司式により挙行された。ミサの司式は、膝に疾患のある教皇の名代として、枢機卿団団長のジョバンニ・バッティスタ・レ枢機卿が担当。枢機卿130人、司教400人、司祭3700人が合同司式した。バチカン広場には信徒5万人が参集し、立正佼成会から川本貢市時務部部長が庭野日鑛会長の哀悼のメッセージを携えて参列した。

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大人が学ぶ 子どもが自分も相手も大切にできる性教育(1) 文・一般社団法人ソウレッジ代表 鶴田七瀬

『私と性教育』

みなさん初めまして、鶴田七瀬と申します。私は一般社団法人ソウレッジという会社の代表で、「性知識を知らなかった、できなかったで心が挫(くじ)けない社会をつくる」ことを目標に、性に関するさまざまな知識を社会に広める仕事をしております。

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信仰に確固とした根を張って――名誉教皇ベネディクト十六世の遺言(海外通信・バチカン支局)

ローマ教皇フランシスコは昨年12月28日、バチカンで行われた水曜恒例の一般謁見(えっけん)の終わりに、名誉教皇ベネディクト十六世の病状に言及し、「沈黙のうちにカトリック教会を支えている、名誉教皇ベネディクト(十六世)の容体が悪化している。主なるキリストが彼を慰め、彼のカトリック教会に対する愛の証しを最後まで支えてくださるように、特別なる祈りを捧げよう」と参集した信徒たちに呼びかけた。それから3日後、バチカンのマテオ・ブルーニ報道官は、バチカン記者室に詰める国際記者たちに対し、「名誉教皇ベネディクト十六世が今朝(31日)9時34分(現地時間)、バチカンにあるマーテル・エクレジエ(教会の母)修道院で死去した」と明らかにした。また、弔問の受け付けは年が明けた1月2日から4日にかけて行われ、葬儀は5日の午前9時30分からサンピエトロ広場で挙行されると公表した。

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年頭法話 立正佼成会会長 庭野日鑛

元気で精進を

身を修め、家庭を斉えることなしに国の平和、世界の平和はあり得ない

あけまして、おめでとうございます。

依然(いぜん)、コロナ禍(か)は続いていますが、街の中では徐々に普段の生活を取り戻している様子もうかがえます。感染には気をつけながら、一日一日を前向きに過ごしてまいりましょう。

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【速報】佼成学園アメフト部 クリスマスボウルで優勝

「第53回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」の決勝戦(クリスマスボウル)が12月25日、兵庫・神戸市の王子スタジアムで行われ、佼成学園高校「ロータス」(関東代表)が大阪産業大学附属高校「ファイティングエンジェルス」(関西代表)を30対27で下し、2年ぶり5度目の全国優勝に輝いた。(後日詳報)

「『質素なクリスマスを』と呼びかけるキリスト教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

「質素なクリスマスを」と呼びかけるキリスト教指導者

今年も間もなくクリスマスを迎える。キリスト教徒にとっては、キリストの降誕を祝う喜ばしい日だが、戦地でクリスマスを迎える信徒たちは、砲撃、ミサイル、空爆の轟音(ごうおん)におびえ、飢餓に苦しみ、寒さに震えている。

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おうちでハンドメイド 心のこもった“贈り物”を(動画あり)

新型コロナウイルス感染症が流行して3年が経った今も、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保など対面でのコミュニケーションが制限され続けています。サンガ(教えの仲間)の喜びや悲しみを一緒に感じたい、離れて暮らす家族に感謝を伝えたい――。たとえ直接会えなくても、多くの人が、相手の心に寄り添い、絆を深めたいと願っているのではないでしょうか。そこで今回、大切な人に思いを伝える“お手伝い”ツールとして、100円ショップなどで購入できる材料を使って作るハーバリウム、スノードーム、ブックカバー(B6判、法華三部経・訓読=大=用)の作り方を紹介します。家族や友人、サンガに心のこもった贈り物をしてみてはいかがでしょう。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(69) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

政治的混乱

安倍晋三元首相の国葬が終わってからも、政治の混乱が続いている。政権の支持は続落し、相次いで三人の閣僚が辞任した。一人目の経済再生担当大臣はカルト的宗教との密接な関係が露呈した。二人目の法務大臣は、死刑という人の生死の与奪の権を握っているにもかかわらず、生命の重みに対する識見のなさが指弾された。三人目の総務大臣は、政治資金を所轄する責任者であるにもかかわらず、自らの政治資金問題が次々と露呈した。これらに見られるのは、政治的汚濁そのものだ。

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忘れられた日本人――フィリピン残留日本人二世(5) 写真・文 猪俣典弘

「助けて」と言える社会は、「つながる力」のある社会

国民の約90%がキリスト教徒であるフィリピン

フィリピンでは国民の約9割がキリスト教徒のため、クリスマスを喜びに満ちた特別な日と受けとめます。イエス・キリストという大いなるプレゼントが世界にもたらされたことをみんなで祝い、喜びを分かち合う――この「分かち合い」の精神こそが、フィリピン社会の底力となっているのです。

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菩薩行実践誓う「成道会」 釈尊が悟りを開いた意義をかみしめ精進を (動画あり)

仏教三大行事の一つで、釈尊が悟りを開いた意義をかみしめ、報恩感謝の心で菩薩行実践の決意を誓う立正佼成会の「成道会」が12月8日、大聖堂(東京・杉並区)で挙行された。杉並、中野の両教会と、説法者の所属する足立教会の会員らが、新型コロナウイルスの感染防止策を施して参集したほか、式典の様子はインターネットでライブ配信(会員限定)された。庭野日鑛会長が法話に立ち、仏と同じ智慧(ちえ)、徳相、慈悲を磨き出すために修行精進する尊さを説いた。

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