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一食とJIM-NETによるオンライン事業報告会 長谷部貴俊氏が講演
イラクには、二度にわたる戦争で使用された劣化ウラン弾の影響とみられる小児がんに苦しむ子どもが多くいる。本会一食平和基金は、そうした小児がん患者に適切な医療サービスなどを提供する特定非営利活動法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の活動を支援している。6月25日、『「イラク・バスラにおける、小児がん・白血病患者支援」報告』と題して、「オンライン事業報告会」が、一食平和基金とJIM-NETの共催で行われた。これは、3月に開かれた、パレスチナ・ガザ地区での人道支援に関する報告会(既報)に続く2回目の開催。当日は、JIM-NET海外事業担当の長谷部貴俊氏が、支援の現状や活動に込めた願いを語った。
一食平和基金 パレスチナ・ガザ地区の人道危機に緊急拠出 300万円
本会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、パレスチナ・ガザ地区での大規模紛争による人道危機に対し、300万円の緊急支援を発表した。拠出金は、同地区で救援活動を展開する認定NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)に寄託された。
【佐喜眞美術館館長・佐喜眞道夫さん】戦後80年。今、「沖縄戦の図」が伝えるもの
紺碧(こんぺき)の海に紅の血が注ぐ。折り重なる遺体、逃げ惑う人々、剃刀(かみそり)や縄で親族に手をかける姿――佐喜眞美術館(沖縄県宜野湾市)に展示された「沖縄戦の図」だ。第二次世界大戦末期に展開された地上戦として知られる沖縄戦の、証言者の声に耳を傾けた丸木位里・俊夫妻によって描かれた作品。全14部からなる作品群を沖縄で展示するため同美術館を建設した佐喜眞道夫館長に、丸木夫妻が作品に込めた思いを聞いた。
バチカンでウクライナ和平会議を——教皇レオ14世(海外通信・バチカン支局)
米国のトランプ大統領は就任当時、同国主導によるウクライナ和平調停に関して楽観的な発言を行っていたが、それに反し、ロシアは今年5月以降、ウクライナへの侵攻を開始してから最大規模のドローン(無人機)、ミサイルによる攻撃を同国全土に向けて展開してきた。7月10日にはローマで「ウクライナ復興会議」が予定されていたが、ロシアは8日夜から9日にかけて、侵攻開始以来、一日の攻撃としては最多となる728機のドローンと13発の弾道ミサイルを発射して、ウクライナ全土を攻撃した。トランプ大統領が8日、停戦に応じないプーチン大統領を非難した直後だった。
荒川教会「降誕会」から 元小学校校長が講話 いのちを輝かせよう
「若い人たちに、いのちを輝かせてほしい」――瀧川浩代教会長の願いのもと、4月6日、立正佼成会荒川教会は「降誕会(花まつり)」を開催した。読経供養では少年部員、学生部員が誓願して式衆をつとめ、説法には学生部長(24)が立った。式典で、『人は誰もが尊い』をテーマに、荒川教会会員で元小学校校長(68)が行った講話の一部を紹介する。
栄福の時代を目指して(10) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
平和なコアラと戦火――禍中の世界に灯り続ける「栄福」への希望
イスラエルとイランの停戦はなんとか維持され、12日間戦争が終結した。すぐに世界大戦へと進む最悪のシナリオは幸い回避されたのである。
食から見た現代(18) 食べるのが苦手な子どもたち〈後編〉 文・石井光太(作家)
前編につづいて、子どもの少食、偏食、小児摂食障害について、NPO法人「はぐもぐ」の代表・小浦ゆきえ氏(48歳)と共に考えていきたい。