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港教会 新たな万灯を披露 普門エリアで初行進

5月24日、立正佼成会の普門エリア(東京都杉並区)の一角に真新しい万灯が組み上げられた。白く光る灯明と桜を模した鮮やかな花々に、集まった会員は感嘆の声をもらす。この日、港教会が開催した「新万灯お披露目式」の一場面だ。

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福岡教会 街頭募金でミャンマーの人々の安寧を祈る

初夏の風が福岡市の繁華街を吹き渡る中、「募金お願いします!」という力強い声が響いた。立正佼成会福岡教会は5月18日の午後、「青年の日」の取り組みとして、青年部員ら120人が、博多、天神、大橋の3カ所に分かれて、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「ミャンマー地震緊急支援募金」への協力を呼びかけた。

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本会一食平和基金運営委 国内外の支援事業の累計拠出額を報告 160億円超に

本会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、同基金の2024(令和6)年度までの累計拠出額が、160億1267万8233円に上ったことを発表した。浄財が活用された支援先は、国内を含む約80の国と地域に及び、紛争や災害、貧困などに苦しむ人々のさまざまなニーズに対応した支援活動に役立てられてきた。今年は、同基金を支える「一食を捧げる運動」(一食運動)の50周年の節目の年。基金による主な支援分野の変遷と事業活動の内容を紹介する。

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【特別インタビュー 第42回庭野平和賞受賞団体 国際NGO「ムサーワー」アンワール理事長、ミル=ホセイニ理事】イスラームの教えや伝統を理解し知識を共有

「第42回庭野平和賞」を受賞した世界的な運動体「ムサーワー」は、「イスラームは公正であり、神は公正である」という信仰信条を持つ。イスラームの教えを基に男女平等や公正な社会の実現を目指して、イスラームに関する知識の構築と共有、メンバーの能力開発などに取り組んでいる。贈呈式のために来日したムサーワーの共同創立者であるザイナ・アンワール理事長、ジーバ・ミル=ホセイニ理事に式の翌日、庭野平和財団の庭野浩士理事長(選名・統弘)がインタビューした。その内容を紹介する。(文中敬称略)

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バチカンから見た世界(169) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

-国家イデオロギーとなった米国とロシアのキリスト教/教皇の説くキリスト教(2)-

米国のトランプ大統領は6月25日、オランダのハーグで開かれていた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議で、NATOのマルク・ルッテ事務総長と共に記者会見に応じ、米軍によるイランの核施設に対する攻撃を、「あの攻撃が戦争を終結させた。広島や長崎をたとえにしたくないが、本質的には同じだ」と正当化した。80年前に米国によって広島、長崎に投下された原爆の傷はいまだ癒えず、人類を核兵器の恐怖と自滅の淵に直面させている現状況を無視しての、トランプ大統領の発言だった。

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「フォコラーレ運動の第2代会長を務めたマリア・ボーチェ女史が逝去」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

フォコラーレ運動の第2代会長を務めたマリア・ボーチェ女史が逝去

2008年に逝去したフォコラーレ運動創設者のキアラ・ルービック女史の跡を継ぎ、21年まで同運動の第2代会長として世界182カ国、200万人のメンバーを指導したマリア・ボーチェ女史が6月20日、ローマ近郊のロッカ・デ・パパにあるフォコラーレ運動本部で亡くなった。87歳だった。

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佼成新聞バチカン支局 宮平支局長が語る「新ローマ教皇レオ14世就任」

2025年5月8日、ローマ・カトリック教会の新たな歴史が刻まれました。前ローマ教皇フランシスコの帰天に伴い開かれたコンクラーベ(教皇選挙)にて、カトリック史上初のアメリカ人教皇が誕生しました。その歴史的瞬間に立ち会った、佼成新聞バチカン支局の宮平宏支局長のインタビュー動画をお届けします。

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栄福の時代を目指して(9) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

イスラエル・イラン戦争――文明の衝突と世界平和への祈り

「栄福の時代」への動きとは逆に、深刻極まりない戦争が勃発してしまった。6月13日に、核兵器開発阻止を名分にイスラエルがイランを攻撃し、参謀総長や司令官などを殺害したのである。イランは反撃して、超高速ミサイルなどでイスラエルの誇っていた多重のミサイル防衛システム(アイアンドームなど)を突破し、機能を止めて、次々とテルアビブやハイファなどに打ち込んだ。軍事的応酬が続き、イスラエルも多大な被害を受け、アメリカに軍事的な参加を要請した。

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食から見た現代(17) 食べるのが苦手な子どもたち〈前編〉  文・石井光太(作家)

「食べるのが苦手な子どもが増えました。食べることに関心を示さなかったり、嫌がったりする子がとても多いのです」

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内藤麻里子の文芸観察(69)

阿部智里さんの『皇后の碧(みどり)』(新潮社)は、これぞ令和に送り出すにふさわしいと言いたくなるようなファンタジー小説である。アニメにもなった和風大河ファンタジー「八咫烏(やたがらす)」シリーズで知られる著者の、新たな挑戦だ。

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