特集
鼎談・世界の子どもたちの未来を考える 前編
日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)と立正佼成会が1979年にパートナーシップを結び、今年で40年目を迎えた。この間、全国の各教会の青少年部員が毎年、「一食(いちじき)ユニセフ募金」を展開。2014年からは浄財をグアテマラ、シエラレオネ、リベリアで行われているユニセフ関連のプロジェクトへ指定拠出を行い、支援を続けている。パートナーシップ40年の節目として、ユニセフ・グアテマラ事務所の篭嶋真理子副代表(18年8月より、ジャマイカ事務所代表)と庭野光祥次代会長、本会習学部・青年ネットワークグループの木原沙友里スタッフによる記念鼎談(ていだん)が6月5日、法輪閣で行われた。テーマは『母として、世界の子どもたちの未来を考える』。(文中敬称略)
被爆体験を後世に ヒロシマの実相を伝える、三人の平和の祈り
広島市に原爆が投下されてから73年。多くの人が苦しみの中にあったあの日を後世に伝えてきた被爆者は少なくなっている。広島市では6年前から、被爆者に代わって体験を伝承する取り組みが進められている。当時、学徒動員で軍の任務にあたっていた岡ヨシエさんは自らの被爆体験を語り続け、昨年5月に亡くなった。その岡さんの体験を引き継いだのは、NPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター」(HRCP)の波多野愛子さん(65)と梅津千秋さん(60)だ。3人の紡ぐ平和への願いに迫る。
『ロボット工学と仏教――AI時代の科学の限界と可能性――』(佼成出版社)発刊 科学と宗教の交わりが開く知
ロボットづくりの現場で仏教の考え方は役に立つのか――。科学と宗教、この一見、相反する分野の接点を明らかにしたのが、『ロボット工学と仏教――AI時代の科学の限界と可能性――』(佼成出版社=6月30日発刊)である。著者は、森政弘・東京工業大学名誉教授と上出寛子・名古屋大学特任准教授の二人で、森氏はロボット工学の先駆者でありロボットコンテストの生みの親として知られ、仏教にも造詣が深い。上出氏はロボットなど最先端技術の開発に心理学者として携わっている。森氏との出会いを機に仏教の見方や考え方を研究に生かし始めた。科学技術と仏教、そして心理学の関連性について両氏に聞いた。
【特別インタビュー 第35回庭野平和賞受賞団体・アディアン財団 ファディ・ダウ理事長、ナイラ・タバラ副理事長】 中東・レバノンなどで共生教育の普及へ
多様性こそ世界の現実であり、全ての人の調和は教育によって実現できる――その信念のもとに活動し、「第35回庭野平和賞」を受賞したレバノンの国際NGO「アディアン財団」。ファディ・ダウ理事長(47)、ナイラ・タバラ副理事長(46)へのインタビューが5月9日、東京・港区の国際文化会館で行われた。聞き手は公益財団法人・庭野平和財団の庭野浩士理事長が務めた。アディアン財団は、シリアやイスラエルと国境を接し、宗教対立の歴史を持つレバノンを拠点に、アラブ地域で平和構築と和解に向けた共生教育を展開する。多様性を豊かさとして享受し、平和に尽くす同財団のビジョンや取り組みについて聞いた。(敬称略)
特集・ありがとう普門館(3) 音楽ライター 富樫鉄火
文化の殿堂・普門館は、1970年に完成した。教団行事のみならずコンサートや演劇、コンクールなどに広く使われ、多くの人に親しまれ愛されてきた。2011年の東日本大震災以後に行った耐震調査の結果を受け、検討を続けてきたが、今年3月、11月中の全館使用停止を決定。12月から普門エリア整備工事の一環として解体工事に入る。普門館48年の歴史を振り返る、特集「ありがとう普門館」第3弾は、音楽ライターの富樫鉄火さんによる寄稿。










