新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(19)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、小金井教会少年部長と福知山教会主任です。

皆に元気を! 娘たちと動画制作

小金井教会少年部長(45歳・女性)

長女は音楽大学のミュージカル学科に在籍し、次女も演劇に関心を持っています。今年4月、新型コロナウイルスの影響で娘たちは学校へ通えなくなり、不安やストレスを抱えていました。

家族でそれぞれの思いを分かち合ううち、同じ気持ちの人は多いのではないかとの話になり、日頃親しくしている青年婦人部長さんの幼い娘さん2人を元気づけようということになりました。インターネットの動画にある子供向けの歌や踊りを参考に、私たちも動画制作に挑戦してみたのです。

娘たちに振り付けを教えてもらい、練習を重ねました。衣装や小道具も自分たちで製作。部屋を飾り付け、撮影は夫が担当してくれました。人の役に立ちたいという明確な願いがあったため、熱が入りました。完成した動画を婦人部長さんに送信すると、娘さんたちはとても喜んでくれたそうです。

有り難いことに、「私たちだけで楽しむのはもったいない」と、婦人部長さんが教会長さんに相談し、他の未就学児のお子さんにも見て頂くことになりました。好評だったこともあって期待に応えたいと意欲が湧き、学校が再開した6月までに五つの動画を作ることができました。段々と完成度が上がっていったのは、子供たちの喜ぶ様子を伝え、広めてくださったサンガのおかげさまです。

コロナ禍で大変な思いをしましたが、だからこそ、工夫すればできることはあると思えました。この体験を大切にし、前向きに過ごしていきます。

誰かのために 子供たちの願い

福知山教会主任(39歳・女性)

3月から5月まで学校が臨時休校となり、中学生と小学生の子供3人が家で過ごすようになりました。その頃、福知山市社会福祉協議会が進めていた生活困窮家庭への食糧支援活動に、教会も協力することになりました。コロナ禍で給食がなくなり、「子ども食堂」も実施できず、外出も制限されて不安やストレスを抱えている子が少なくないことを知り、心が痛みました。

わが家でも家族ぐるみで協力させてもらおうと、みんなに呼び掛けました。子供たちは「ぜひやってみたい」と応えてくれ、「自分たちのお小遣いで食べ物を買いたい」と言ってくれたのです。

翌日、子供たちと一緒にスーパーマーケットに向かいました。子供たちはお小遣いを握りしめ、互いに相談しながら商品を選んでいました。

「カップ焼きそばだったら、喜んでもらえるかな?」「私はお菓子にする」「お小遣いはこういう時に使うといいんだね」

お小遣いは、子供たちが普段、お手伝いをしてコツコツとためたものです。その大切なお金を自分のために使うのではなく、誰かのために役立ててほしいと差し出してくれた子供たちの優しさに触れ、うれしくて、心が温かくなりました。

日頃、教会で「まず人さま」と教えて頂いていますが、コロナ禍の中で、そのことを改めて子供たちの姿から学びました。これからも子供たちと一緒に、支え合い、励まし合う心を大切にしていきたいと思います。