新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(16)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで毎日を過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介しています。今回は、木更津教会会員と南多摩教会青年婦人部長です。

サンガと共に精進 法の輪さらに

木更津教会会員(56歳・女性)

自宅で母と叔母を介護しています。支部長さん、主任さん、同じ支部に所属する旧知の仲のTさん(64)がサポートしてくださり、それが心の支えです。

今年は新型コロナウイルスの影響で教会に思うように通えませんが、「毎日百円の布施行」と、様子を伺ったり励ましたりするための「身近な3人の方への声掛け」を実践してきました。生活に目標ができたおかげで、心が沈まなくなりました。電話での信者さんとの何げない会話にも幸せを感じます。介護は大変ですが、健康で肉親の世話をできるのは、素直に有り難いと思えます。

朝夕には変わらず『法華三部経』を読誦(どくじゅ)しています。仏の教えの有り難さや信じて行じる尊さを表した経文を唱えると、心が穏やかになります。私が楽しそうに介護をしている姿を見たTさんから、その理由を聞かれ、三部経読誦のことを話すと、「私も読誦してみたい」と言われました。私は早速、新しいものをプレゼントしました。

最近、彼女は私の家に来ると、「読誦のおかげで日々の物事に落ち着いて取り組める」と笑顔で話してくれます。その後、Tさんはご本尊を勧請されました。ご法によってさらに絆が強まり、私はとてもうれしいのです。

今後も、共にご法を学んで精進し、生かされている喜びと感謝を分かち合いながら、教えの輪を広げていければと思っています。

「三部経リレー」で心ととのえ

南多摩教会青年婦人部長(52歳・女性)

南多摩教会では来年の教会発足70周年に向け、今年から毎日、戒名当番による『法華三部経』の読誦を行っていました。ところが、コロナ禍で教会に集えなくなったため、体制を変えて教会役員を中心に自宅で順番に三部経をあげる「三部経リレー」が始まったのです。

その後、リレーは青年部にも広がりました。婦人部では、私が支部部長さんや副部長さんとチームを組んで日替わりで三部経を読誦し、心に湧いた思いや気づきを確認し合いました。

「皆で読む」という一体感が後押しとなり、3カ月間続けることができました。直接会えなくても一緒に仏さまと向き合い、信行の基本に立ち返ることで心がととのっていったと思います。

皆さんから「お経を読むことに前向きになれた」「感染への不安を抱える家族と一緒にご宝前に手を合わせるきっかけになった」という声を頂きました。私自身も、今まで教会活動に忙しい自分に合わせてくれていた家族の存在に改めて気づき、感謝することができました。

三部経リレーは今、壮年部にも広がっています。コロナ禍の中ですが、多くの方が三部経リレーに参加し、サンガのつながりや教えの尊さをかみしめる機会を頂いたと、有り難く受けとめています。教会発足70周年に向けて、一人ひとりが教えを胸に周りの人と関わっていけたなら、温かな思いの輪が広がっていくのだと感じました。そんな婦人部を目指して、皆さんと力を合わせて歩んでいきたいと願っています。