新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(5)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで毎日を過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介しています。今回は、秩父教会少年部長と厚木教会総務部長。

門出の“贈り物” 子供たちに

秩父教会少年部長(48歳・女性)

新型コロナウイルスの影響により、ほとんどの小中学校で卒業式や入学式が縮小されました。新学期を迎えても休校が続いています。教会でも4月5日に予定していた少年部の入卒部式が中止になりました。教会長さんや青年部のスタッフと相談し、門出を迎えた子供たち15人にお祝いの気持ちを伝えようと、記念品と手紙を送ることにしました。

スタッフの皆さんがそれぞれ心のこもった“贈り物”を準備してくださり、私が、子供たち一人ひとりの顔を思い浮かべながら「部活がんばってね」「いっぱい遊んで、勉強もしてね」といったメッセージをしたため、プレゼントしました。

後日、郵送で受け取った子供たちと親御さんから感謝の言葉を頂き、とても心が温かくなりました。今回のご縁を大切にして、これからも心が通う触れ合いに努め、成長を見守っていきたいと思います。

私は、今も仕事はあるのですが、図らずも時間的なゆとりができ、家族と過ごす時間が増えました。今春から、理学療法士として働き始めた長女と仕事の話をし、休校中の課題に取り組む中学3年生の次女と触れ合う中で、当たり前に感じていたこれまでの生活の有り難さにも気づくことができました。

以前の日常生活に戻るには、まだ時間がかかると思います。感染予防に努めながら、一日も早い事態の終息を願い、祈りを捧げていきます。

「仏さま」を中心とした生活

厚木教会総務部長(64歳・女性)

教会が閉鎖されて2カ月が経ち、会員さんに会えないもどかしさが募ります。その中でも、毎日教会長さんが選んだご法話などをメール等で皆さんにお伝えし、共に一日の心構えとさせて頂いています。また、お互いに日々の出来事などを伝え合い、思いを分かち合っています。

4月8日には「ネットde花まつり」を行い、皆さんが撮った花の写真を送り合って釈尊の降誕をお祝いしました。壮年部長さんは自作の誕生仏の絵を披露してくださり、とても元気を頂きました。

教会ではNTTの災害用伝言ダイヤル(体験利用)を活用し、主任さんと安否確認の練習を行いました。各家庭では教会での修行に合わせ、朝9時にご供養をさせて頂いています。家にいると、つい時間に流されがちですが、ご供養のおかげさまで規則正しく、仏さまを中心とした生活を送れることに感謝しています。

家にいる時間を利用して片付けをしていると、一度も使っていない物が出てきました。それらを集めて後々、教会でバザーができないかと思い、皆さんにも家にある“宝”を提供して頂けるよう呼び掛けています。

ウイルスの感染が広がる中、医療従事者をはじめ多くの方が必死に努力されています。そうした方々に皆で感謝の思いを込めてエールを送る毎日です。不安な社会状況ですが、こうした時こそ教えを生かし、物事を前向きに受けとめながら過ごしていきたいと思います。