新型コロナウイルスの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(2)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで毎日を過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介しています。今回は、掛川教会主任と朝霞教会青年女子部長。

「全て仏さま」の心で精進

掛川教会主任(43歳・女性)

私にとって教会は心を調(ととの)える場です。朝夕のご供養をしながらも、教会が閉鎖になり、依りどころがなくなったように感じました。小学6年生の娘の卒業式もどうなるか分からず、不安な日々を過ごしていました。

昨年から主任のお役を頂いており、電話で地区の方々の様子を伺うと、皆さんが「ありがとう」「主任さんはお元気でしたか?」と温かい言葉を掛けてくれました。何げないやりとりも、サンガの声を聞くと安心し、皆さんの優しさが胸に染みて、元気を頂きました。気分が落ち込む状態の時こそ、前向きに、明るく笑顔でと心を切り替えることができました。

コンビニエンスストアで働いている時も、より明るく丁寧に接客を心がけると、お客さまから、温かい言葉を返してもらえます。卒業式は無事に迎えることができ、家で過ごしている娘は、仕事に向かう私に「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と声を掛けてくれます。当たり前の生活ができない今、サンガや家族をはじめ、多くの人に支えられ、日々を過ごせていることを実感しました。

この先も教会に行けない日々の中、いろいろな人との出会い、触れ合いを通して、「目の前の方は全て仏さま」との思いで精進していこうと思っています。毎日、感謝のできる自分になるための時間と受けとめ、大切に過ごしていきます。

一つ一つの縁を大切に

朝霞教会青年女子部長(25歳・女性)

教会が閉鎖され、会員も集まれなくなったことで、〈青年女子部のつながりが薄れてしまうのでは〉と心配しました。教会長さんに心構えを伺うと、不平不満や欲に心を奪われずに、与えられたものに感謝すること、そして、優しさをもって相手に心を寄せていく大切さを教えて頂きました。

部員さんたちに対して、普段は行事へのお誘いなどの事務的な連絡が少なくなかったのですが、こういう機会だからこそ、今まで以上に皆さんの心に寄り添わせて頂こうと思いました。

直接会えない分、一人ひとりに電話をかけ、体調の変化や生活での不安を聞かせてもらいました。相手の思いにじっくり耳を傾ける中で、悩みを打ち明けてくださった部員さんもいます。また、打ち解けて話す中で、今まで知らなかった相手の一面に触れることができ、皆さんとの絆を深められたように思います。

「話ができてうれしかった」と言って頂いた時には、こうした触れ合いが何よりも有り難いのだと気づきました。お役を頂いた2年前に心に決めた「誰も一人ぼっちにはしない」という誓いも再確認できました。

私自身は、今回の事態で仕事が減ってしまい、不安を感じることがありました。それでも、教えのおかげさまで心を切り替えることができ、今は前向きに毎日を過ごせています。一日も早い事態の終息を願いながら、一つ一つの縁を大切にしていきたいと思います。