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暴力の連鎖が続く聖都エルサレム(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは1月29日、バチカン広場で行われる日曜恒例の正午の祈りの席上、「聖地から届くニュースを、深い苦痛を持って受けている」と発言した。
「宗教施設への攻撃を非難するローマ教皇と国内の諸宗教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
宗教施設への攻撃を非難するローマ教皇と国内の諸宗教指導者
ミャンマー国軍は1月15日、同国北部サガイン地方のチャンター村にある、129年の歴史を有する由緒ある「被昇天の聖母教会」(カトリック教会マンダレー大司教区所属)を攻撃し、廃虚とした。ローマ教皇フランシスコは22日、日曜恒例であるバチカン広場での正午の祈りの席上、「ミャンマー国内で最も古く、重要な礼拝所の一つであった、チャンター村の『被昇天の聖母教会』が攻撃、破壊されたことに、苦痛を持って思いをはせる」と述べた。
キム・スンゴンACRP名誉会長が来会 庭野会長と懇談
アジア宗教者平和会議(ACRP)のキム・スンゴン名誉会長が1月12日午前、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談した。和田惠久巳総務部部長、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会で事務総長のシニアアドバイザーを務める根本信博(選名・昌廣)氏、篠原祥哲ACRP事務総長(WCRP/RfP日本委員会事務局長)、同日本委の三善康衣総務部長が同席した。
光祥次代会長 UNHCRのトリッグス高等弁務官補とオンラインで面会
立正佼成会の庭野光祥次代会長は昨年12月22日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のジリアン・トリッグス高等弁務官補(保護担当)、同アジア太平洋地域局のモニーク・ソカン首席保護調整官らとオンラインで面会し、懇談した。本会の和田惠久巳総務部部長、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会で事務総長のシニアアドバイザーを務める根本昌廣参務、本会一食(いちじき)平和基金事務局長の秀島くみこ習学部主幹(青年ネットワークグループ)らが同席した。
比叡山延暦寺の水尾執行が来会 國富理事長と懇談
天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の水尾寂芳執行が1月11日、小鴨覚俊総務部長(副執行)らと共に立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、事務庁舎応接室で國富敬二理事長と懇談した。和田惠久巳総務部部長が同席した。
常に物事を学んでいく姿勢が 庭野会長「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典で法話
立正佼成会の「釈迦牟尼仏ご命日(布薩=ふさつ=の日)」式典が1月15日、大聖堂(東京・杉並区)で行われ、庭野日鑛会長が法話に立った。全国の会員が新型コロナウイルスの感染防止策を施して参加したほか、式典の模様がインターネットでライブ配信(会員限定)された。
宗教施設を空爆するミャンマー国軍(海外通信・バチカン支局)
ミャンマーカトリック教会ヤンゴン大司教のチャールス・ボー枢機卿は昨年末、「新年1月を停戦の月」とするため、「対話による問題解決を信じ、武器の轟音(ごうおん)を停止させよう」と訴えた。また、多くの紛争地域で多数の市民、特に女性や子供、高齢者たちが山間部や森林地帯に避難して、食料、飲料水、医療にアクセスできない生活を強いられている現状に憂慮を表し、「国内外の人道支援機関が、人道危機区域で自由に活動できるようにしてほしい」と要請した。
「イタリア大統領らがイランでの抗議運動者に対する死刑執行を非難」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
イタリア大統領らがイランでの抗議運動者に対する死刑執行を非難
イタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領は1月11日、イランの駐イタリア新任大使であるモハマド・レツァ・サブーリ氏から信任状を提出された時、イタリアが尊重する関係国とその制度には「人権侵害という超えられない限界がある」と発言した。さらに、イタリア政府と大統領自身が「イランで続く政府への抗議運動に対する野蛮な抑圧、多くの抗議運動者に対する死刑の執行、不当な拘束への弾劾を表明」し、「民衆の蜂起に対する暴力を即刻、停止するように」とのメッセージを、イラン政府に向けて発信した。イタリア大統領府は同日、同大統領の発言を公式声明文として発表した。
中央学術研究所から『大乗仏典思想叢書』第6号、第7号が発刊 仏典の理解深め 仏教思想研究発展に寄与
立正佼成会中央学術研究所はこのほど、『妙法蓮華経』の原典(底本)研究に資する『Philosophica Mahāyāna Buddhica Monograph Series(大乗仏典思想叢書=そうしょ=)』の第6号『梵文(ぼんぶん)法華経「ケルン・南條校訂本」ローマ字本・脚注補完 第1分冊』および、第7号『初期仏典・マハーヴァスツ・ラリタヴィスタラ―並行・類似詩脚索引―』の2点を発刊した。第6号は同研究所学術研究室の西康友主幹が、第7号は西主幹と同研究所の黛千洋特別研究員が編纂(へんさん)した。
大聖堂で「御親教」式典 「元氣」に探究し創造を
年頭にあたり、会員一人ひとりが法縁に触れた喜びをかみしめ、仏道精進の決意を新たにする立正佼成会の「御親教」式典が1月7日、大聖堂(東京・杉並区)で行われた。庭野日鑛会長は「御親教」の中で、『素心(そしん)』『元氣(げんき)』の二幅の書き初めを披露。今年揮毫(きごう)した『元氣』について、探究への意欲を常に持ち続け、前向きに生き生きと平和な世界を創造していく大切さを示した。