北九州支教区 青年部が本佛寺の御会式に参加

マトイや万灯を囲み、盛大に追い込みを行う北九州支教区の青年部員。「まずは自分たちが全力で楽しみ、その喜びを周りや若い世代に伝えたい」などと、熱い思いを語った

「チョイヤサッサ!」――歴史を感じさせる白壁の町並みに、勇壮なかけ声が響く。10月14日夜、福岡・うきは市の日蓮宗鎮西身延山本佛寺で行われた「御会式」の万灯行列に、立正佼成会北九州支教区の青年部員ら約300人が参集した。

同支教区青年部は、2018年からこの万灯行列に加わった。「九州でお会式をしたい」という部員の“発”をきっかけとして、教会の枠を越えて有志が集まり、地域の風物詩に花を添えてきた。

コロナ禍を経て4年ぶりに支教区中から青年が結集した今回は、マトイ、万灯、鳴り物を中心に活気あふれる行進を展開。また、福岡教会は「よさこい」、長崎教会は「龍踊(じゃおどり)」を披露するなど、地域色豊かな演舞で見物客を沸かせた。本佛寺までの約3.5キロを練り歩いた一行は、同寺の西身延青年会と共に「追い込み」を実施し、華々しいフィナーレを飾った。

実行委員長の筑豊教会男性会員(40)は、「参加するみんなが素直な気持ちで楽しめることを願って、コロナ禍でもオンラインなどを活用し、気持ちをつなげ続けて準備してきました。良い笑顔がたくさん見られて有り難かったです。本佛寺さんとのご縁に感謝して、今後も青年さんの挑戦を応援したい」と語った。