インタビュー

【大峯千日回峰行大行満大阿闍梨・塩沼亮潤さん(福聚山慈眼寺住職)】この世には多くの苦難が 「慈しみの愛」で助け合って

いつの時代も真実を理解して、「自らの心を明るく前向きにし、いかに地に足をつけて歩んでいくかが大事」。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨(だいあじゃり)の塩沼亮潤師はそう語った。一方、困っている人には「思いやりの心を」と話した。新型コロナウイルスの影響によって、日常生活が大きく変化する中で、不安を抱える人は少なくない。コロナ禍の受けとめ方や、夢を抱いて生きる秘訣(ひけつ)について話を聞いた。

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【カトリック長崎大司教区使徒座管理者 大司教・髙見三明さん】他者との連帯深め平和を祈り、核廃絶への行動を大きな輪に

2021年1月22日に核兵器禁止条約が発効され、1年を迎える。現在、59カ国が批准しており、今年3月には今後の運用を議論する第1回締約国会議が開催される予定だ。しかし、核兵器保有国や日本を含めた「核抑止政策」を取る国々は今も署名しておらず、条約の実効性を高めるための課題は多い。長年、被爆地・長崎から核兵器廃絶を訴えて活動するカトリック長崎大司教区使徒座管理者の髙見三明大司教に、条約の履行がもたらす世界への影響、平和実現に向けた宗教者や市民社会の役割などについて聞いた。

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【国立病院機構久里浜医療センター院長・樋口進さん】ゲーム依存に陥る若者が増加 生活に支障を来す深刻な問題

スマートフォンやパソコンでインターネットを使ったゲームを気軽に楽しめるようになり、長時間プレーによって日常生活に深刻な問題を来す「ゲーム依存」の青少年が増えている。新型コロナウイルス感染症の流行による自粛生活で、プレー時間が増えたことも一因になっているという。依存症の専門家である国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長に、ゲーム依存の現状と、予防や治療について話を聞いた。

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【弁護士・指宿昭一さん】外国人技能実習制度をこれ以上、人身取引の温床にしないために

日本で働く外国人労働者は昨年末、過去最多を記録し、外国人技能実習生は就労資格者の中で最も多い約40万人を数える。一方、7月1日に米国務省が発表した「人身取引報告書2021」で、日本の外国人技能実習制度下で起きている事象が労働搾取として問題視された。多くの実習生が過酷な労働条件で働き続けるしかない状態に置かれているからだ。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会「人身取引防止タスクフォース」も7月27日に、こうした人身取引に反対する声明を発表している。この問題に取り組む指宿昭一弁護士に、外国人技能実習制度下で起きている人身取引の実態を聞いた。

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【上智大学教授・根本敬さん】クーデターから7カ月 今、ミャンマーは

ミャンマーで国軍がクーデターを起こしてから、9月1日で7カ月が経過した。クーデター直後は連日、市民による抗議デモが各地で行われたが、国軍が武力で封じ込みに乗り出し、現在、表立った抗議は減ったと伝えられる。一方、新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、感染拡大が続いている。ミャンマーの近現代史が専門で、政治に詳しい上智大学の根本敬教授に同国の現状を聞いた。

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【国連WFP日本事務所代表・ 焼家直絵さん】「なくても与える」――私たちが今、学ぶべき大事な共助の精神

世界最大の人道支援機関である国連世界食糧計画(国連WFP)。立正佼成会一食(いちじき)平和基金も国連WFP協会を通じて長年、食糧支援などに協力している。紛争、自然災害による食料危機が起きた際に、いち早く現地に向かい、支援を行ってきた。その実績が評価され、昨年、ノーベル平和賞を受賞した。その授賞式でも、デイビッド・ビーズリー事務局長は、この時も世界では飢餓が起きていると警告を発した。新型コロナウイルスが流行する中で、世界の現状はどうなっているのか――国連WFP日本事務所の焼家直絵代表に話を聞いた。

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【認定NPO法人「FoE Japan」・深草亜悠美さん】豊かな環境を未来に残すため、私たちは一丸となって行動を

近年、記録的な猛暑や大型台風、豪雨などによる被害が国内外で拡大している。気候変動が被害拡大の一因といわれる。認定NPO法人「FoE Japan」では、気候変動を抑えるため、政府に持続可能なエネルギー政策への転換を求めるとともに、市民に環境保全の意識を持って生活する大切さを伝えている。6月は「環境月間」。FoE Japanの深草亜悠美さんに、気候変動の現状、地球温暖化を防ぐ取り組みについて聞いた。

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【日本ほめる達人協会理事長・西村貴好さん】褒めることは思いやりの意思表示 人を生かし、自らを幸せにする

褒められると、人は生き生きとしてくる。しかし、日本人は相手の欠点に目がいきがちで、褒めるのは苦手だといわれる。一般社団法人・日本ほめる達人協会では、独自の検定や講演活動を通し、「ほめる達人(ほめ達!)」の普及に取り組んでいる。伝授するのは、触れ合う相手の良さや特有の価値を見いだして、信頼関係を基に互いが高まっていく考え方やコミュニケーションの方法だ。「誰もが尊敬し合える世界にすることがモットー」と語る西村貴好理事長に、褒めることの効用や秘訣(ひけつ)を聞いた。

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【日蓮宗日澤山仙寿院住職・芝崎惠應さん】宗教者の本来の役割を果たし 震災で困難抱える人々と共に

今年3月、東日本大震災の発生から10年を迎えた。岩手県釜石市にある仙寿院の芝崎惠應住職は、自ら被災しながらも、高台にある自坊を避難所として開放。震災後間もなく、近隣の寺院に呼びかけ「釜石仏教会」を設立し、物心両面で被災者支援にあたってきた。その後も、仮設住宅に暮らす被災者への訪問をはじめ、毎年の慰霊行事などに取り組む。悲しみ、苦しみに向きあう宗教者による復興支援活動の意味について聞いた。

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【恵泉女学園大学学長・大日向雅美さん】コロナ禍での子育てや暮らし 不安やストレスを減らすには

新型コロナウイルス感染症の流行が長期化し、自宅で過ごす時間が長くなっている。子育て家庭では、家事、育児の負担が母親に偏り、ストレスや悩みを抱える人が増加しているという。NPO法人「あい・ぽーとステーション」の代表理事を務め、長年にわたり地域の子育て支援に取り組む恵泉女学園大学の大日向雅美学長に、コロナ禍での育児による不安との向き合い方、心がけるべきことなどを聞いた。

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